学研HDと市進HDが提携業務を拡大、埼玉県で学習塾を協業

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 学研ホールディングス(学研HD)と市進ホールディングス(市進HD)は7月1日、提携業務の拡大を発表した。埼玉地区の学習塾事業を協業して経営の効率化と安定化を図り、進学実績や業績・在籍生徒数で埼玉県ナンバーワン塾を目指していく。

 学研HDと市進HDは、2011年に資本・業務提携を締結。学研グループの進学塾に市進による動画とICTの個別学習システム「ウイングネット」の導入を進めているほか、幼児教室、介護サービス事業、学童サービス、人材交流など、多方面で提携業務に取り組んできている。

 今回、拡大される提携業務は、市進HDの連結子会社「市進」と学研HDの連結子会社「学研スタディエ」による埼玉地区での学習塾事業の協業。千葉県で培った受験ノウハウを首都圏全域に展開して業容を拡大してきた「市進」では、競争激化によって都県の実情にきめ細かく対応した営業施策が必要となり、埼玉県では公立高校の入試制度変更もあり、さらなる教育サービス向上が課題となっていたという。

 一方、埼玉県を中心に学習塾事業を営んでいる「学研スタディエ」では、埼玉地区におけるドミナント戦略が経営課題の1つであった。市進が埼玉県下で展開している学習塾事業を協業により展開、運営することで、埼玉県においてドミナント形成による経営の効率化と安定化を図ることが可能になると判断したという。

 7月に市進HDが100%子会社のエスワンを設立。10月1日を効力発生日として、市進が埼玉地区で営む学習塾事業を吸収分割によりエスワンに承継。その後、学研スタディエがエスワンの増資を引き受ける形で、エスワンが学研スタディエの子会社になる。増資の引き受けにより、エスワンの保有株式は市進HD30%、学研スタディエ70%となる予定。

 新しくスタートするエスワンと学研スタディエ両社のビジョンは「新しい『まなび』を創造し、埼玉の子どもたちと共に夢にチャレンジします」。両社の強みを融合させ、従来の指導形態にとらわれない新しい学びを創造し、進学実績だけでなく、業績や在籍生徒数においても埼玉県ナンバーワン塾の地位を近い将来に獲得することを目標に掲げている。

 具体的には、小学部では、従来のコースだけでなく、学研教室やロボットプログラミング講座などの「学研コンテンツ」「ICTコンテンツ」を積極的に活用。中学部では、学研グループの教材や市進グループの映像コンテンツを活用し、生徒が自立的・積極的に学習できる指導スタイルを確立することで、難関・上位の高校受験に対応。高等部では、ウイングネットをさらに活用し、カンフェリー(学習アドバイザー)やチューター機能を拡充させることで大学受験に対応していくという。
《奥山直美》

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