日本の英語能力「低い」グループ入り、アジア内最大の降下

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 イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン(EF)は11月17日、世界最大の国別英語能力指数レポート「EF EPI 2016」を発表した。日本は72か国中35位となり、2015年の調査から5位ダウン。日本の英語能力は、アジア内で最大の降下となった。

 今回で6回目となる「EF English Proficiency Index 2016(EF EPI 2016)」は、世界72か国、95万人の英語学習者(成人)のデータを用いて作成。インターネットで受けられる2種類の無料の試験と、EFが学生の入学手続きに使用している実力テストから、英語能力を示すEF EPIスコアを算出している。各国はスコアに応じて、「非常に高い」「高い」「標準的」「低い」「非常に低い」の5つの能力別グループに分けられ、どの国が同等の英語能力を持っているか認識できる。

 「EF EPI 2016」における日本の順位は、2015年11月に発表された「EF EPI 2015」の順位(30位/72か国)から5位下がり、35位になった。スコアは前年より1.88ポイント減の51.69点と、能力別グループでは「低い」グループへ降下した。これまでの調査では「標準的」グループに位置していたが、今回の発表では低下が著しく、EFは「過去6年間で日本人の英語能力が低下している」と分析している。スリランカやパキスタンと並び、日本はアジア内で英語能力の最大の下降という結果になった。

 上位層のスコアをみると、1位「オランダ」72.16点、2位「デンマーク」71.15点、3位「スウェーデン」70.81点、4位「ノルウェー」68.54点、5位「フィンランド」66.61点など。アジア諸国でもっともランキングが高かった国は、6位と入った「シンガポール」。スコアは前年から2.44ポイント上昇し63.52点を記録し、英語能力が「もっとも高い」グループ入りを果たした。そのほかのアジア諸国では、タイ、香港、中国なども注目に値する進歩を見せているという。

 EFでは、英語学習者数が増加している若年層、および社会人層への支援強化を進めていき、日本人の英語能力向上に貢献していく予定。「EF EPI 2016」の全文、各指標との相関分析の結果は、EFのWebサイトにて公開されている。なお、EFのWebサイトから無料の英語テスト(EFSET)を受験することで、来年のEF EPIに参加できる。
《黄金崎綾乃》

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