スパコン「京」4期連続Graph500首位、グラフ解析能力トップ

デジタル生活 その他

理化学研究所 計算科学研究機構(AICS)
  • 理化学研究所 計算科学研究機構(AICS)
  • Graph500の上位5位
 九州大学、東京工業大学、理化学研究所(理研)、富士通、科学技術振興機構は11月18日、スーパーコンピューター「京」がGraph500において4期連続で世界1位を獲得したことを発表した。第1位獲得は通算5期目。ビッグデータの処理で重要となるグラフ解析で最高の評価を得た。

 スーパーコンピューター「京(けい)」は、文部科学省が推進する「革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)の構築」プログラムの中核システムとして、理化学研究所と富士通が共同で開発を行い、2012年に共用を開始したスーパーコンピューター。2016年6月に続き、4期連続でビッグデータ処理(大規模グラフ解析)に関する国際的な性能ランキング「Graph500」の首位に立った。

 2位は中国の無錫国立スーパーコンピューティングセンターに設置されている「神威太湖之光(Sunway TaihuLight)」。3位はアメリカのローレンス・リバモア研の「Sequoia」だった。

 Graph500ランキングは、「ビッグデータ」と呼ばれる大量のデータ解析で重要な「グラフ処理」の計算速度を競うもの。理化学研究所計算科学研究機構によると、グラフ処理を高速に計算できると、たとえば効率的なマーケティングやタンパク質の複雑な相互作用のネットワークの表現と解析、脳の学習の仕組みを真似た人工知能の研究などにも貢献することが期待されている。

 「京」に携わる国際共同研究グループは今後「実社会の課題解決および科学分野の基盤技術へ貢献」すべく、「さまざまな大規模グラフ解析アルゴリズムおよびプログラムを研究開発していきます」とコメントしている。

 なお、「京」は11月16日には、HPCG(High Performance Conjugate Gradient)でも1位を獲得したことが発表されている。
《佐藤亜希》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top

旬の教育・子育て情報をお届け!(×をクリックで閉じます)