小学生が選ぶ2016年の漢字、3位「輪」2位「変」1位は?

 朝日学生新聞社は、12月12日に発表予定の日本漢字能力検定協会による「今年の漢字」に先立ち、「朝日小学生新聞」の読者リポーターに、2016年を象徴する漢字についてアンケートを実施した。132人から回答があり、81の漢字が寄せられた。1位に選ばれたのは「選」。

趣味・娯楽 小学生
朝日小学生新聞
  • 朝日小学生新聞
  • 朝日学生新聞社
 朝日学生新聞社は、12月12日に発表予定の日本漢字能力検定協会による「今年の漢字」に先立ち、「朝日小学生新聞」の読者リポーターに、2016年を象徴する漢字についてアンケートを実施した。132人から回答があり、81の漢字が寄せられた。1位に選ばれたのは「選」。

 1位の「選」(10票)は、ヨーロッパ連合(EU)離脱を問うイギリスの住民投票、参議院議員選挙、東京都知事選挙、アメリカ大統領選挙など、大きな選挙があった年で、日本では選挙権年齢が18歳に引き下げられたことが影響。「私たちの未来を決める大きな選択の年だった」(東京・小3)との意見も出ている。

 2位の「変」(7票)については、都知事やアメリカ大統領が「かわった(かわる)」とした「変化」がおもな理由。地震による地殻変動、東京オリンピックの会場の変更問題などもあった。

 3位は「輪」(6票)。リオ・オリンピック(五輪)が開催され、2020年の東京五輪に向けて期待の高まった年でもある。4位は「震」(5票)。4月の熊本地震、10月の鳥取中部の地震、11月の福島県沖の地震など、地震が多発。アメリカ大統領選でのトランプ氏の勝利など「世界を震わすようなことがあった」(大阪・小3)という意見もあった。

 5位には「新」と「驚」(いずれも4票)がランクインした。「新」は、東京都やアメリカでトップが新たに選ばれたこと、「驚」はトランプ氏の勝利に驚いたことが理由としてあげられている。詳細は12月9日付の朝日小学生新聞にも掲載している。

 朝日小学生新聞の読者リポーターは「朝小リポーター」の名称で活動する小学生で、読者になれば誰でも応募できる。海外を含め、12月現在で約520人が登録している。身近な話題の寄稿、編集部から投げかけるテーマへの意見投稿やアンケートへの回答、大人の記者との取材などで、年間を通し、紙面づくりに参加している。
《池野サキ》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top