汚さずに創造力・集中力アップ? おうち遊びの強い味方

1~2歳から楽しめる、丸シールの魅力をご紹介します。

趣味・娯楽 未就学児
 子どもを保育園に迎えに行く時に、ちょっと楽しみにしていることがあります。それはクラスの壁にある創作物が掲示されているエリアを見ること。うちの子が通っている保育園では、わりと頻繁に創作の時間をとってくれているようで、季節に合わせたテーマでよく作品が変わります。創作物といっても、うちの子は1歳児クラス(1歳児クラスはその年に2歳になる子たちのクラスです)。クレヨンでぐるぐる描いたもの、えのぐをベタベタ塗ったもの、ちぎった紙をのりではったもの…そして、特に多いのが、本日紹介する丸シールを使ったものです。


 何が楽しいのか? それは、まだ作品といえるようなレベルではないものなのに、すでに個性が出ていて、「その子らしさ」みたいなものが見てとれるところにあります。

 小さいシールを等間隔に並べているのは物静かな○○君、赤やピンクばっかりなのはリボンのついた服をよく着ている○○ちゃん、丸シールを画用紙の裏側まで貼り付けているのはいつもやんちゃな○○君……。同じ丸いシールを使っていて、同じテーマで貼っているはずなのに、本当に違いがよく表れていてとても面白いのです。

 さて、この丸シールですが、寒い日や雨の日、ご飯の準備時など、おうち遊びでもとっても活躍します。クレヨンでものりでもなく、なぜ丸シールがおすすめなのか。理由は3つあります。

 1つめは遊びやすいこと。普通のシールとは違い、丸シールには枠がなく、形状も単純なので小さい子でも自分自身でとって貼り付けることができます。1歳~2歳くらいの子が何かをしようと思った場合、たいていは親がサポートしてあげなくてはいけませんから、その点で貴重な存在だといえます。

 2つめは汚しにくいこと。のりやクレヨンだと周りにつく怖れがおおいにあるので新聞紙をひいたり、服を着替えさせたりなど、ちょっと準備が大変です。その点、丸シールならば、家具や床などに貼り付けないようにだけ注意すればOK。万が一貼ってしまっても、紙製のものでなければたいていキレイに剥がれます。手も汚れないので、遊んだ手で別のものを触っても大丈夫です。

 3つめはいろいろな感覚が養えそうであること。丸シールは同じ形状でありながら、サイズ違い・色違いが存在します。どれを使おうか選択する時に色彩感覚や大小感覚が身につけられると思います。「大きくて赤いのがいいかな~」「小さい黒い丸はおめめみたいだね」などと言いながら、楽しんで感覚を身に付けることができます。また、シールを目的の場所に貼るということで、集中するクセも身に付けられるのでは、と思っています。

 それでは、どうやって大活躍してくれるのか、実例をご紹介します。

 とにかく好きなように貼ってみて~というのももちろんOKですが…、子どもが少し考えてシールを貼るように工夫すると、より集中力や創造力の向上につながると思います。例えば、紙に線を引いたり、形を描いたりして、その上に丸シールを貼るよう、うながします。

 最初は、ただ貼るだけしかできなかったのに、きっちり線の上に貼れるようになったときには、集中力がついたなぁと成長を感じました。また、季節に合わせて色画用紙で台紙を作り、そこに貼ってもらうのも面白いです。夏は冷たいジュースの泡、秋はきのこの模様、冬はクリスマスツリー…といった具合に、親が台紙を作って、そこに丸シールを貼ってもらいます。これは前述したように個性的な作品ができるので、おともだちと一緒に遊んでも面白いと思います。

 少し大きくなったら、丸シールで絵を描くこともできますよね。大きくといっても、まだクレヨンや色鉛筆で思ったとおりの線を引けないくらいの子たちが対象。大きい白い丸シールを2つ重ねて雪だるまにしたり、白い丸シールの中に小さい黒い丸シールをつけてかわいいおめめに、紫の丸を重ねてぶどうにする、など丸で様々なものを描く事ができます。

 ちなみに、コクヨショーケースでは大人でも楽しめる、丸シールで遊べる無償テンプレートを公開しています。お子さんが丸シールにどハマりしたら、もしくは自分もやりたくなったら、ぜひダウンロードしてみてください。
丸シールであそぼう

汚さずに創造力・集中力アップ!? 幼児のおうち遊びの強~い味方、丸シールって?

《のじーあわあわ》

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