【大学受験2017】国立大学入学定員、さらに288人減少…学部計9万5,693人

 文部科学省は1月19日、平成29年度(2017年度)国立大学の入学定員(予定)を取りまとめて公表した。大学の学部定員は95,693人で、平成28年度と比べ288人減少した。

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大学学生定員(学部)
  • 大学学生定員(学部)
  • 国立大学院定員(修士課程)
  • 国立大学院定員(専門職学位課程)
  • 国立大学院定員(博士課程)
  • 国立大学の入学定員の平成28年度と29年度の比較
 文部科学省は1月19日、平成29年度(2017年度)国立大学の入学定員(予定)を取りまとめて公表した。大学の学部定員は95,693人で、平成28年度と比べ288人減少した。

 文部科学省は、国立大学の学生定員のほか、学部の新設・改組、学科などの改組、入学定員の改訂、学科などの募集停止についてまとめ、発表している。

 平成29年度の国立大学では、5学部の新設と51学科の入学定員の改訂による定員を699人増やす一方、学部や学科などの改組・廃止により987人の定員を削減した。全体では288人の入学定員減少となる。平成28年度も平成27年度に比べて296人減少していた。

 定員が減少となる分野は、人文社会(402人減)、理工(184人減)、薬・保険(70人減)、教育(3人減)。増加となる分野は農水(137人増)、医・歯(2人増)、その他(232人増)。

 文部科学省では大学院学生の入学定員も同様に公表しており、修士課程の定員は42,094人と平成28年度と比べて153人増加。専門職学位課程は3,144人で91人増加。博士課程は13,795人で22人の減少。大学院全体では222人の増加となる。

 なお、今回公表された大学95,693人、大学院59,033人という平成29年度入学定員数については、平成28年8月31日に発表された予定数と人数に変化はなかった。学部の新設や改組など、前年度から変更のある大学については、文部科学省Webサイトに入学定員とともに内容が一覧となって掲載されている。
《勝田綾》

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