【高校受験2017】島根県公立高校入試、制度変更点をおさらい

 平成29年3月7日、島根県で平成29年度(2017年度)公立高校高等学校入学者選抜の学力検査が実施される。島根県は、平成29年度入試より入学者選抜方式を変更している。受検生が、より自分に合った進路や、公立高校を選択しやすくするための措置だという。

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 平成29年3月7日、島根県で平成29年度(2017年度)公立高校高等学校入学者選抜の学力検査が実施される。島根県は、平成29年度入試より入学者選抜方式を変更している。受検生が、より自分に合った進路や、公立高校を選択しやすくするための措置だという。

 新たな制度では、「一般選抜で志願できる公立高校は1校のみ」。従来は、推薦選抜などでの合格内定者を含めて、第1志望校第1志望学科の受検生を優先して、入学定員の80%までを合格とし、残り20%は第1・第2志望の区別なく、成績順に合格としていた。新制度では、第1志望校の受検者から定員の100%までの合格者が決まる。これに合わせ新制度では「出願状況発表後は1回だけ志願変更することが可能」となっている。また、同じ学校内の学科は、第1志望から第4志望まで志願できる。

 また、学力検査内容も一部変更し、各教科(国語・社会・数学・理科・英語)50点満点、合計250点とした。部分点の幅を小さくし、採点基準を明確化するのが狙いだという。

 これまで定時制課程のみだった第2次募集については、全日制課程・定時制課程の両方で、第2次募集を実施するよう変更された。第2次募集は、一般選抜の合格発表後、入学定員に欠員がある高校の学科で実施される。

 なお、通学区が定められている松江北高校、松江南高校、松江東高校の普通科においては、通学区外から合格できる定員の割合を、従来の5%から20%に拡大する。

 島根県公立高等学校入学者選抜の一般選抜(全日制・定時制)は、2月6日から9日まで出願を受け付けた。志願変更は、出願先高等学校への提出期間は2月15日・16日、志願変更先高等学校への提出期間は2月17日から20日午後5時まで受け付ける。学力検査および面接は、3月7日・8日に実施する。合格発表および第2次募集の実施校公表は、3月14日午前10時。
《冨岡晶》

冨岡晶

フリーの編集者/ライター/リサーチャー。芸能からセキュリティまで幅広く担当。

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