京都大学、民間企業の寄付による給付型奨学金「CES」創設

 京都大学は2月24日、民間企業からの寄付で学生を経済的に支援する企業寄付奨学金制度「CES」を創設したと発表した。2017年度にスタートし、21名を採用予定。学部生に30万円、大学院生には45万円を給付する。

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 京都大学は2月24日、民間企業からの寄附で学生を経済的に支援する企業寄附奨学金制度「CES」を創設したと発表した。2017年度にスタートし、21名を採用予定。学部生に30万円、大学院生には45万円を給付する。

 「CES」とは、京都大学基金 企業寄附奨学金制度(Kyoto U. Fund-Corporation Endowed Scholarships)のこと。京都大学の卒業生・修了生が活躍する民間企業の寄附に基づく、給付型の奨学金だ。学業優秀な学生が、経済的困窮を理由に修学を断念することがないよう、経済的に支援することを目的としている。

 2017年度からスタートし、給付期間は1年間。給付金額(年額)は、学部生30万円、大学院生45万円。採用人数は21名の予定。出願には、学業基準や家計基準などの条件があり、3月中旬から募集を開始する。ほかの奨学金との併給も可能。

 募集要項によると、2017年度に募集する「CES」の寄附者となった企業は、青木あすなろ建設、合食、積水化成品工業、ダイドードリンコ、ツジカワ、日本製粉、三井金属鉱業の7社。各社が会社名を冠した奨学金名において、対象となる学年、人数、専攻分野を設けている。奨学生に採用された学生は、寄附者への感謝のため、年1回程度開催予定の交流会に参加することになる。
《奥山直美》

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