高校生の7割「スマホで2時間以上」ネット利用…内閣府調査

 10歳~17歳の青少年の約8割がいずれかの機器でインターネットを利用しており、高校生の約7割がスマートフォンで2時間以上インターネットを利用していることが、内閣府が2月27日に発表した調査結果より明らかになった。

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 10歳~17歳の青少年の約8割がいずれかの機器でインターネットを利用しており、高校生の約7割がスマートフォンで2時間以上インターネットを利用していることが、内閣府が2月27日に発表した調査結果より明らかになった。

 青少年のインターネット利用環境実態調査(速報)は、平成21年4月1日に施行された「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」のフォローアップのための基礎データを得ることを目的に実施。青少年調査は10歳~17歳の青少年3,284人、保護者調査は青少年と同居の保護者3,541人の回答を得た。調査期間は平成28年11月5日~12月11日。

 青少年のインターネット利用状況は、80.2%がいずれかの機器でインターネットを利用。インターネットを利用する機器は、「スマートフォン」が47.2%ともっとも多く、「携帯ゲーム機」21.7%、「タブレット」20.9%、「ノートパソコン」17.3%、「据置型ゲーム機」11.6%などが続いた。

 インターネット平均利用時間は、前年度と比べて12.5分増の154.3分となった。学校種別にみると、「高校生」が207.3分ともっとも多く、「中学生」138.3分、「小学生」93.4分が続き、学校種が上がるとともに長時間傾向にある。特に高校生は20.5%が5時間以上インターネットを利用し、72.1%がスマートフォンで2時間以上インターネットを利用している。

 インターネットの利用に関する家庭のルールを決めていると回答した割合は、青少年が65.0%、保護者が80.9%と約16ポイントの差がある。学校種が上がるほど差が大きく、小学生では11.7ポイント、中学生では16.1ポイント、高校生では19.0ポイントの差がみられた。
《工藤めぐみ》

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