法務省、第37回全国中学生人権作文コンテストの作品募集

 法務省は37回目となる「中学生人権作文コンテスト」の作品を募集する。毎年多くの応募があり、第36回(平成28年度)は約97万人の作文が集まった。「いじめ」に関する応募が多く、身近な人権問題として認識していることがうかがえたという。

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法務省 全国中学生人権作文コンテスト 平成28年度の全国中学生人権作文コンテストの表彰式風景
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 法務省は37回目となる「中学生人権作文コンテスト」の作品を募集する。毎年多くの応募があり、第36回(平成28年度)は約97万人の作文が集まった。「いじめ」に関する応募が多く、身近な人権問題として認識していることがうかがえたという。

 コンテストは、次代を担う中学生が人権問題についての作文を書くことで人権尊重の重要性や必要性についての理解を深めることや、広く一般に人権尊重思想を根付かせることなどを目的に行われている。

 対象は、中学校に在籍する生徒および特別支援学校の中学部に在学する生徒。作文の内容は、日常の家庭生活、学校生活、グループ活動や地域社会との関わりの中で得た体験などを通じて基本的人権の重要性や必要性について考えたことを題材とする。

 応募は、学校名、氏名、題名を除いて400字詰め原稿用紙5枚以内。5枚以上超えた場合は審査の対象にならない。応募作品は未発表のものに限り、返却はしない。

 法務局・地方法務局ごとに地方大会を実施し、応募総数に応じた推薦基準に従い代表作品が中央大会に推薦される。地方大会の応募方法の詳細は最寄りの法務局または地方法務局に問い合わせること。推薦期限は10月13日。入賞発表は11月24日、表彰式は12月4日を予定している。

 平成28年度に実施した第36回コンテストでは、7,338校の中学校から97万2,553人の応募があった。そのうち「子どもに関する問題」をテーマにした作文が全体の35.4%。中でも「いじめ」についての作文は28.3%ともっとも多く、「いじめ」が身近で重大な人権問題として認識されており、深刻な状況であることがわかっている。

◆第37回全国中学生人権作文コンテスト
対象:中学校に在籍する生徒および特別支援学校の中学部に在学する生徒
実施方法:法務局・地方法務局ごとに地方大会を実施
作品:学校名、氏名、題名を除いて400字詰め原稿用紙5枚以内
《田中志実》

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