2017年12月1日、今年話題になったことばを表彰する「ユーキャン新語・流行語大賞2017」が発表された。年間大賞は「インスタ映え」と「忖度(そんたく)」。トップテンには「35億」「Jアラート」「○○ファースト」などが入賞した。 「新語・流行語大賞」は、その年に発生したさまざまな「ことば」のなかで、「軽妙に世相を衝いた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語」を選出するもの。1984年の創始以来、その年の「ことば」に深くかかわった人物や団体を顕彰してきた。授賞が「トップテン=大賞」の方式になったのは第11回からのこと。 2017年12月1日午後5時には、「ユーキャン新語・流行語大賞2017」トップ10と年間大賞が発表された。年間大賞は、Instagramに投稿した際に見栄えが良いことを表す「インスタ映え」と、籠池泰典(かごいけ やすのり)氏の発言からマスコミや日常会話で頻出するようになった「忖度(そんたく)」の2語だった。 トップ10には、ブルゾンちえみ with Bのネタに登場するキメ台詞「35億」、2017年6月に引退した将棋棋士、加藤一二三(ひふみ)氏の愛称「ひふみん」、「プレミアムフライデー」などの言葉が並ぶ。選考委員特別賞には、東洋大学の桐生祥秀選手が打ち立てた陸上100メートルの記録「9.98」と、史上最年少の中学生プロ棋士藤井聡太四段が打ち立てた連勝記録「29連勝」が選ばれている。◆「現代用語の基礎知識」選 ユーキャン新語・流行語大賞2017第34回 受賞語※授賞は「トップテン=大賞」方式<年間大賞> インスタ映え 忖度<トップ10> 35億 Jアラート 睡眠負債 ひふみん フェイクニュース プレミアムフライデー 魔の2回生 ○○ファースト<選考委員特別賞> 9.98 29連勝