【大学入学共通テスト2022】欠席、遅刻の場合はどうしたら良い?

 2022年度大学入学共通テストが、2022年1月15日と16日に実施される。新型コロナウイルス対策をはじめ、健康管理に気を配る一方、試験当日に体調不良やアクシデントがあった場合はどうしたら良いか不安を感じる受験生もいるのではないだろうか。欠席や遅刻の対応をまとめた。

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健康状態チェックリスト
  • 健康状態チェックリスト
  • 追試験の受験申請(疾病・負傷による場合)
  • 追試験の受験申請(試験場に向かう途中の事故またはやむを得ない事由による場合)
 2022年度(令和4年度)大学入学共通テストが、2022年1月15日と16日に実施される。新型コロナウイルス対策をはじめ、健康管理に気を配る一方、試験当日に体調不良やアクシデントがあった場合はどうしたら良いか不安を感じる受験生もいるのではないだろうか。欠席や遅刻の対応についてまとめた。

 大学入試センターの令和4年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト「受験上の注意」では、試験当日に発熱・咳等の症状がある等、体調不良の場合は、無理して受験せず、追試験(1月29日と30日)の受験を申請するよう記載している。追試験の受験を申請する場合には、あらかじめ受験票に記載されている「問合せ大学」に電話で連絡する。

 疾病・負傷による追試験の受験申請受付時間は、1月11日から14日が午前9時~午後5時、1日目(1月15日)が午前7時半~午後6時10分、2日目(1月16日)が午前7時半~午後5時50分。本人または代理人が、「問合せ大学」に電話連絡したうえで、申請受付時間内に「受験票」と「医師の診断書」(治療期間が明記されたもの)を「問合せ大学」に持参し、申請する。申請受付時間に「問合せ大学」に行けない場合は、申請受付時間内に疾病・負傷の状況を「問合せ大学」に電話連絡し指示を受ける。申請受付時間経過後は、いかなる理由があっても申請できないため、注意が必要だ。

 「健康状態チェックリスト」の確認事項のうち、A欄の3項目「発熱の症状(37.5度以上)」「息苦しさ(呼吸困難)」「強いだるさ(倦怠感)」のうち1項目以上、B欄の6項目「味覚障害」「嗅覚障害」「咳」「咽頭痛」「下痢」「過去2週間以内の同居者の罹患疑い等」のうち2項目以上該当する場合は、他の受験者や監督者等の安全確保のため受験することができない。

 試験場に到着してから体調不良になった場合は、監督者や試験場の担当者に申し出て、指示に従う。休養室等で医師等により「健康状態チェックリスト」に基づき症状等を確認後、追試験の受験を申請してもらうことがある。

 試験開始時刻に遅刻した場合は、試験開始時刻後20分以内の遅刻に限り、受験が認められる。ただし、「英語(リスニング)」は試験開始時刻までに入室していなければ受験することができない。また、「地理歴史、公民」「理科2」の試験時間で「2科目受験する」と登録した場合は、遅刻者の試験室への入室限度時間までに入室しないと、後半の第2解答科目を含めて、その時間は一切受験することができない。

 試験当日、交通機関の事故や災害等が発生した場合は、試験開始時刻を繰り下げることがある。その際は、受験票に記載されている「問合せ大学」へ連絡し、試験場に向かうこと。

 試験場に向かう途中の事故、やむを得ない事由(両親等の危篤・死亡、自宅の火災等)により追試験の受験を申請する場合は、本人または代理人が、受験票に記載されている「問合せ大学」に電話連絡したうえで、申請受付時間内に「受験票」と「事故または事由が確認できる証明書等」を「問合せ大学」に持参し申請する。申請受付時間内に行けない場合は、申請受付時間内に事故等の状況を「問合せ大学」に電話連絡し指示を受ける。申請受付時間は、事故や交通機関の遅延・予定外の運休が、当日の試験終了時刻まで。やむを得ない事由がある場合の申請受付時間は、疾病・負傷の場合と同じ。

 なお、試験を欠席する場合の連絡は不要。検定料等を払い込み、出願が受理されている場合は、受験の有無にかかわらず払込済の検定料等は返還されない。
《奥山直美》

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