相模原市、電子書籍・読書資料循環制度導入…子供の読書を応援

 相模原市は、2つの新たな取組み「子ども読書資料循環制度」と「小中学校及び義務教育学校と連携した電子書籍サービスの提供」を、2022年9月からスタートする。読書を身近で楽しいものとして子供の読書活動を推進、応援する。

教育・受験 小学生
循環用コンテナ、POP、児童書セット
  • 循環用コンテナ、POP、児童書セット
  • 図書館スタッフが作成した手作りPOP
  • 図書館スタッフが作成した手作りPOP
  • 図書館スタッフが作成した手作りPOP
 相模原市は、2つの新たな取組み「子ども読書資料循環制度」と「小中学校及び義務教育学校と連携した電子書籍サービスの提供」を、2022年9月からスタートする。読書を身近で楽しいものとして子供の読書活動を推進、応援する。

 「子ども読書資料循環制度」は、図書館スタッフが厳選した絵本や紙芝居等の児童書約4,600冊を新規購入し、これを156セットに分けて、市内の保育園や児童館等の子供関連施設に「おすすめ児童書セット」として送付し、2か月ごとに循環させる。施設を利用する子供たちは、多くの本に出会い、気軽に触れることができるようになり、定期的に入れ替わる新しい本を自由に読むことができる。

 各施設に届くコンテナには、30冊程度の児童書と、図書館スタッフが子供への思いを込めて作った手作りPOPが入っている。組合せは約50通り、各施設に年間180冊の児童書を届ける。市立の保育園、幼稚園、認定こども園、児童クラブ、こどもセンター、児童館、児童相談所および陽光園の子供関連施設約120か所で循環する。

 「小中学校及び義務教育学校と連携した電子書籍サービスの提供」は、1人1台端末等のICT環境を活用した「新しい学び」を推進するため、学校と図書館が連携して実施する。電子書籍の閲覧・貸出サービスは9月1日から提供する。学校や自宅等での学習に児童生徒のタブレット端末等から利用できる。

 電子書籍は、「みんなで一緒に読める本」「図鑑・辞典・百科」「SDGsの本」等の特集テーマの中から授業や調べ学習等に活用。小中学校等では、「授業や朝読書」「調べ学習」「英語教育」「文字を読むことが苦手な児童生徒や特別支援学級」「夏休み等の長期休業中の児童生徒の家庭での学習」で活用できる。

 市立小中学校および義務教育学校の児童生徒は、利用申請不要で1人あたり2点まで、貸出期間は1週間以内で利用できる。一般の人(相模原市に在住、在勤または在学で貸出券所持者)は、利用申請を行うことにより利用可能になる。
《大田芳恵》

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