山梨県教育委員会は2022年10月19日、2022年度（令和4年度）中学校卒業予定者の第1次進路希望調査結果の概要を公表した。甲府東（普通）2.13倍がもっとも高く、全日制公立27校の参考倍率は1.03倍と全県1学区制となってから最低となった。
2022年度中学校卒業予定者の第1次進路希望調査は、山梨県内の中学校88校（国立1校、公立80校、私立7校）の第3学年に在籍する全生徒（特別支援学校中学部を除く）が対象。基準日は2022年9月20日。毎年度2回実施しており、第2次は基準日12月10日で実施される。
調査対象者は6,989人。このうち、進学希望者は98.35％にあたる6,874人。県内公立高校希望者は、前年同期より126人少ない5,426人（77.64％）。県内私立高校希望者は前年同期より22人少ない857人（12.26％）。県外高校・高専希望者は、前年同期より1人増え170人（2.43％）だった。
県立全日制高校の募集定員に対する参考倍率は、前年同期より0.02ポイント減の1.03倍。学校・学科別の希望倍率は、甲府東（普通）2.13倍がもっとも高く、吉田（理数）1.88倍、農林（食品科学科）1.47倍、甲府南（理数）1.38倍、韮崎（普通）1.34倍と続いた。
その他のおもな希望倍率は、甲府第一（探究）1.10倍、甲府第一（普通）1.17倍、吉田（普通）1.29倍、甲府西（普通）1.17倍、甲府南（普通）0.97倍等。
前期募集では、甲府東（普通）4.96倍、吉田（理数）3.83倍、甲府第一（普通）2.26倍、甲府南（理数）2.17倍、韮崎（普通）2.12倍の順に希望倍率が高かった。
2023年度山梨県公立高校入学者選抜の日程は、前期募集の出願は2023年1月19日（一括受付）、20日午前9時～午後4時および23日午前9時～正午に受け付け、2月1日と2日に検査を実施する。後期募集の出願は2月17日（一括受付）、2月20日午前9時～午後4時および2月21日午前9時～正午に受け付け、3月3日に検査を実施する。追検査は3月7日、合格発表は3月10日。
