大阪工業大「デザイン思考テスト」学部生100人に受検料支援

 大阪工業大学ロボティクス&デザイン工学部は2023年10月10日、学部の学びの中核となる「デザイン思考力」を評価する「デザイン思考テスト」(運営:VISITS Technologies)について、学部生100人の受検料支援開始を発表した。大規模な導入は関西の大学では初めて。

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ロボティクス&デザイン工学部のデザイン思考モデル
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 大阪工業大学ロボティクス&デザイン工学部は2023年10月10日、学部の学びの中核となる「デザイン思考力」を評価する「デザイン思考テスト」(運営:VISITS Technologies)について、学部生100人の受検料支援開始を発表した。大規模な導入は関西の大学では初めて。

 「デザイン思考テスト」は、新しいアイデアやビジネスを生み出すために必要なスキルを評価するテストで、大手企業や教育機関など300社以上の導入実績がある。累計31万人以上が受検しており、評価が難しい「創造力」をVISITS Technologiesの特許技術で測定することができる。共感する能力、問題を明確に定義する能力、アイデアを創出する能力を評価。新規事業や商品企画だけでなく、あらゆるビジネスの現場で求められる「本質的な課題発見力」と「解決策を考え出す力」であるデザイン思考力を証明することで、採用選考やインターンシップの選考などに広く活用できる。

 ロボティクス&デザイン工学部ではデザイン思考テストの導入により、イノベーション人材の育成をさらに強化していくという。今回の取組みは、トランスコスモス財団が2023年度から始めたDX人材育成プログラムの助成を受けて実施する事業(資格取得支援と寄付講座)の一環。

 ロボティクス&デザイン工学部の学びに関連した資格取得支援事業では、「デザイン思考テスト」「IoTシステム技術検定(基礎)」「3次元CAD利用技術者試験(2級)」の受検料、公式テキストブック、対策講座を無料提供する。

 寄付講座では、座学と実践ワークショップを行う。座学ではBIM技能の習得、BIM技能を用いて製作した3次元モデルデータをメタバースプラットフォームへ組み込む。実践ワークショップでは、座学で習得した技能を使って京都府舞鶴市に現地滞在して現地の空きスペース活用、まちづくり活動、新規企業事例等の見学やヒアリングを行いつつ、同市に対して空間デザインの提案を行う。

《中川和佳》

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