アプリ甲子園実行委員会は2023年10月23日、中高生向けアプリ開発コンテスト「アプリ甲子園2023」の優勝者および各賞の受賞者を発表した。「開発部門」の優勝・総務大臣賞は、高校2年生の本田輝さんが開発した新しい音楽体験をテーマとしたアプリ「WaveSync」に決定した。
「アプリ甲子園」は、次世代を担う若手クリエーターの発掘と健全な育成支援を目的として、2011年より開催している日本最大級の中高生向けのアプリ・サービス開発コンテスト。2022年度からは「開発部門」に加え、「アイデア部門」を設け、2部門で募集している。
2023年は過去最多となる企業・団体がスポンサーとなり、10月22日に決勝大会を開催。当日は、二次予選を勝ち抜いたファイナリスト10組が公開プレゼンテーションを行い、さまざまなな分野で活躍する審査員がアプリの企画力を審査。端末上で実際にアプリを操作したり、ソースコードを確認しながら実装力を採点し、優秀な作品を選出した。
「開発部門」の優勝・総務大臣賞は、高校2年生の本田輝さんが受賞。本田さんが開発した「WaveSync」は、すれ違った人が聞いている曲を検知し、アプリ内でその曲を聴けるという新しい音楽体験をテーマとしたもので、ユーザーは他人の音楽をラジオのように聴き、気に入った曲はApple Musicに追加もできるという。
続いて、準優勝は高校3年生の伊藤汰海さんが開発したカラオケ愛好者向けの新しいアプリ「Karalog」。第3位は高校3年生の3人、髙島晟輔さん、田中優希さん、梅田航太郎さんが共同開発した勉強を効率的にサポートするアプリ「myPOMO」。技術賞は、高校2年生の田中ニコさんが開発した部屋をきれいに保つアプリ「Casisu」にそれぞれ決定した。
このほか、「開発部門」では協賛企業賞として、Cygames賞・モンスターラボ賞・江崎グリコ賞の3つの賞を、「アイデア部門」ではモンスターラボ賞・江崎グリコ賞の2つの賞の受賞者を発表している。
大会結果については、アプリ甲子園公式Webサイトで確認できる。また、決勝大会当日のようすは、YouTubeライブ配信のアーカイブ動画で視聴することができる。
