高校生、Webで読むのは「単行本・コミックス」現物では?

 リクルートが提供する進路情報メディア「スタディサプリ進路」は2023年10月25日、現役高校生の「読書実態アンケート2023」の調査結果を公開した。本・漫画・雑誌に使う月平均額は1,577円で昨年より167円増となった。

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読書をするシーンTOP3/ひと月の読書に使う月平均額の推移
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 リクルートが提供する進路情報メディア「スタディサプリ進路」は2023年10月25日、現役高校生の「読書実態アンケート2023」の調査結果を公開した。本・漫画・雑誌に使う月平均額は1,577円で昨年より167円増となった。

 「読書実態アンケート2023」は、2023年8月24日から27日にかけて、スタディサプリ編集部の高校生エディター・公式LINE登録者を対象にインターネットで実施した。有効回答数は686件(男子203件、女子465件、性別を選択しなかった人18件)。

 2022年、高校生の8割が読書をすると回答した「読書実態アンケート」。2023年は、リアルな読書シーンを聞いた。1位は「土日の休みの日」で5割を超え、2位は「夜ごはん~寝る前まで」45.0%、3位「学校の休み時間」24.5%となった。通学時間や通学前を抑え上位にランクインしたこれらは、短時間の隙間時間ではなく自由でゆったりした時間ともいえる。読書はじっくり時間を取ってやりたいことのようだ。また、ひと月に本・漫画・雑誌に使う金額は、平均金額が「1,577円」と昨年よりも167円上昇している。これは、昨今の物価上昇の波が紙媒体にも影響していると考えてよさそうだ。

 読書といえどもさまざまな手法がある中、 「現物を買って読みたいもの」は1位「小説系」53.9%、2位「単行本・コミックス」48.1%、3位「漫画以外の雑誌」14.9%となった。「Webやアプリ(電子版)で読みたいもの」は、1位「単行本・コミックス」40.7%、2位「ニュース・時事問題系」35.3%、3位「漫画の週刊誌・月刊誌」23.8%となった。

 フリーコメントをみると、「本当に好きな漫画だけ現物です!」(高3女子/千葉県)、「小説や漫画などの作品はアナログ、賞味期限のある情報誌はデジタルにすると管理が楽だから」(高2女子/宮城県)、「小説などは読み返したりするから」(高2女子/石川県)と、現物は何度も読み返したい・手元で保管したいお気に入り、Webは日々更新される情報をサクッと読む、と使い分けているようだ。

 現役高校生の「読書実態アンケート2023」の詳細は、スタディサプリ進路内の「#高校生なう」で閲覧できる。

《中川和佳》

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