【高校受験2024】【中学受験2024】神奈川県、私立中高「初年度納付金」最高額149万円…平均額微増

 神奈川県は2023年10月23日、2024年度(令和6年度)私立高等学校・中学校・中等教育学校生徒募集および生徒納付金の概要について公表した。公募による募集人員は、高校(全日制)が1万5,045人、中学校が7,655人。中高の約3割が授業料等納付金を値上げした。

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私立高等学校生徒納付金(全日制・公募校)(2023年10月23日現在)
  • 私立高等学校生徒納付金(全日制・公募校)(2023年10月23日現在)
  • 私立中学校生徒納付金(公募校)(2023年10月23日現在)
  • 納付金額の増減
  • 試験日程等の状況
  • 募集校数の状況(2023年10月23日現在)
  • 募集人員の状況(2023年10月23日現在)

 神奈川県は2023年10月23日、2024年度(令和6年度)私立高等学校・中学校・中等教育学校生徒募集および生徒納付金の概要について公表した。公募による募集人員は、高校(全日制)が1万5,045人、中学校が7,655人。中高の約3割が授業料等納付金を値上げした。

 10月23日現在の募集校数は、私立高校(全日制)公募56校、うち51校は推薦入試を実施する。公募人数は前年度比120人減の1万5,045人(うち推薦5,467人)。併設校からのみ募集する学校(全日制)は22校、併設校からの人数は前年度比5人減の7,993人。このほか、私立高校(通信制)公募は4校で1,290人(うち推薦645人)、私立中学校は57校で7,655人、私立中等教育学校は2校で350人を募集する。

 生徒納付金の状況によると、全日制高校28.6%と中学校33.3%が授業料等納付金を値上げしている(いずれも公募校のみ)。

 校種別でみると私立高校(全日制・公募校)は、入学初年度のみ納入する入学時納付金は、前年比288円減の平均36万821円。毎年次納入する授業料等納付金は、前年比9,992円増の平均60万6,825円。両方を合計した初年度納付金は対前年101.0%の96万7,646円。初年度納付金の最高額は、慶應義塾湘南藤沢高等部の149万円。最低額は平塚学園高の75万8,400円となった。

 私立中学校(公募校)は、入学初年度のみ納入する入学時納付金は、前年比1,484円減の平均37万929円。毎年次納入する授業料等納付金は、前年比1万4,212円増の平均65万2,714円。両方を合計した初年度納付金は対前年101.3%の102万3,644円。初年度納付金は、慶應義塾湘南藤沢中等部の149万円がもっとも高く、聖ステパノ学園中の61万円がもっとも低い。

 2024年度の私立高校の推薦入試選抜期日は2024年1月22日以降。全日制の推薦入試実施校48校(書類審査のみを実施する2校と一次試験を書類審査で実施する1校を除く)のうち93.8%が1月22日に試験を実施。私立高校の一般入試選抜期日は2月10日以降。全日制の公募校53校(書類審査のみの3校を除く)のうち77.4%が2月10日に試験を実施する。また、私立中学校・中等教育学校入試は、88.1%が2月1日に試験を実施する。

 神奈川県Webサイトでは、このほか2024年度私立校の生徒募集要項と、学費補助制度や高等学校等就学支援金制度などについての参考資料として「2023年度(令和5年度)私立高等学校等の学費支援制度のご案内」をPDFで公開している。

《川端珠紀》

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