ニフティは、「ニフティキッズ」で「学校の先生」に関するアンケート調査を実施し、2023年11月9日に結果を公開した。小中学生の83％が「苦手な先生がいる」と回答する一方で、「好きな先生・尊敬する先生がいる」人も72％にのぼることが明らかになった。
「学校の先生」に関する調査は、2023年9月12日から10月9日にかけてインターネットにて実施。対象は小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者で、1,403人から回答を得た。
小中学生の約4割が、学校の先生になりたいと思ったことが「ある」と回答した。学校の先生に対するイメージは、全体の44％が「忙しい」と回答。ついで「働く時間が長い」「責任が重い」「苦労が多い」「子どものためになる」と続く。「働く時間が長い」や「苦労が多い」と回答した人の割合は、中学生では小学生に比べて10％以上多くなることから、小学生よりも中学生の方が先生の大変さや苦労をよく見ているようだ。
好きな先生・尊敬する先生がいると回答した人は全体の72％で、優しいだけでなく「相談に乗ってくれるところ」や「ちゃんと怒ってくれるところ」が好きと答える子供が多いという。一方で、全体の83％の子供たちが苦手な先生がいると回答した。特定の生徒を贔屓したり、口調が厳しい先生に対して苦手だと感じている子供が多いようだ。
担任の先生になって欲しい有名人についてアンケートを取ったところ、全体のランキングは1位「目黒蓮（Snow Man）」、2位「阿部亮平（Snow Man）」、3位「ころん（すとぷり）」といった結果になった。目黒蓮が担任になって欲しい理由としては「カッコいいから」が多く、ほかにも「優しそう」といった意見が目立った。阿部亮平は「上智大卒」「気象予報士の資格保有」と、学力が高いところに意見が集中したようだ。
担任の先生になって欲しい漫画・アニメのキャラクター全体のトップ5は、1位から順に「ドラえもん（ドラえもん）」「星野アイ（推しの子）」「五条悟（呪術廻戦）」「竈門炭治郎（鬼滅の刃）」「ロイド・フォージャー（SPY×FAMILY）」という結果になった。最近のアニメ作品のキャラクターがランクインする中で、ドラえもんが1位になった理由には「物知りだから」「なんでもできるから」などの意見が多く集まったという。星野アイと五条悟にはそれぞれ「かわいいから」「イケメンだから」と、ビジュアル面から支持する声が多いようだ。中学生のランキングを見ると3位に「殺せんせー（暗殺教室）」がランクインし「実際に先生だし、マンガで読んでて素晴らしい先生だと思った」との意見があがっていたという。
「体育の先生になって欲しいスポーツ選手は？」の質問には、大谷翔平や吉田沙保里、羽生結弦に人気が集まり、上位3名はどのランキングを見ても共通だった。4位には全体と小学生で池江璃花子がランクイン。優しそうな雰囲気に加えて、「どんなことがあっても頑張る人だから」と病気を乗り越えて活躍する姿に感銘を受けた人も多いようだ。中学生では「サッカーを頑張りたいから」と三笘薫がランクインしている。
「音楽の先生になって欲しい有名人」では、すべてのランキングで1位は「ikura（YOASOBI）」、2位は「るぅと（すとぷり）」となった。どちらも「歌が上手い」のが決め手になっているほか、るぅとに関しては「作詞作曲ができる」点も評価に繋がったようだ。3位は小学生と中学生で結果が異なり、小学生では「ベートーヴェン」、中学生では「京本大我（SixTONES）」という結果になった。4位には小中学生ともに、ピアノで有名な「ハラミちゃん」がランクインし、「明るくて授業も楽しそう」との意見があったという。
