図書館員がえらぶ選書センター大賞「給食室のいちにち」

 日本出版販売は、2023年12月1日、日販図書館選書センターが主催する学校図書ランキング「図書館員がえらぶ 選書センター大賞2023」の結果を発表した。総合ベスト3図書は、1位「給食室のいちにち」、2位「その本は」、3位「すごすぎる天気の図鑑」となった。

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「給食室のいちにち」少年写真新聞社・大塚菜生(文)/イシヤマアズサ(絵)
  • 「給食室のいちにち」少年写真新聞社・大塚菜生(文)/イシヤマアズサ(絵)
  • 「その本は」ポプラ社・又吉直樹(著)/ヨシタケシンスケ(著)
  • 「すごすぎる天気の図鑑」KADOKAWA・荒木健太郎(著)

 日本出版販売は、2023年12月1日、日販図書館選書センターが主催する学校図書ランキング「図書館員がえらぶ 選書センター大賞2023」の結果を発表した。総合ベスト3図書は、1位「給食室のいちにち」、2位「その本は」、3位「すごすぎる天気の図鑑」となった。

 「図書館員がえらぶ 選書センター大賞」は、2021年12月に、選書センターの開設5周年を記念して開催した企画。小中学校図書館に特化し、全国の図書館員とともに選び抜いた、ほかにはない目線のランキングということで、各方面より大きな反響が寄せられたという。学校図書のトレンドを映すランキングとして、図書館をはじめ、小中学生向けの選書の参考に活用し学校図書館をより盛り立てることを目指し、今年第3回を開催した。

 選書センターでの選書実績をもとに、同センターのコンシェルジュが、NDC(日本十進分類法)の分類別に各10冊、合計120冊のノミネート図書を選出。全国の学校司書、公共図書館司書が、ノミネート図書の中から分類別に最大3冊ずつ、「これはオススメ!」と思う図書を投票した。投票期間は2023年9月11日から11月9日まで。

 大賞・総合第1位は「給食室のいちにち」少年写真新聞社・大塚菜生(文)/イシヤマアズサ(絵)が獲得。大塚菜生氏より「混沌とした日常においても黙々と成すべき事に真摯に取り組む方々を支持しています。その最たるもの、図書館員の皆様の日々のお仕事に感謝を込めまして、この度は大きな幸せを頂きまして誠に有難うございました」、イシヤマアズサ氏より「『給食室のいちにち』を選んでくださってありがとうございます。作画を担当して、安全や健康を支えてくれていた大人が身の回りにたくさんいたことに気が付きました。大きな調理道具の絵を楽しんでいただけたら嬉しいです」との受賞コメントが寄せられている。

 総合第2位は「その本は」ポプラ社・又吉直樹(著)/ヨシタケシンスケ(著)となった。ポプラ社・担当編集者は、「素晴らしい賞をいただきありがとうございます! 私たちはなぜ「本」に魅了されるのか、「本」とは一体何なのか。笑えて泣ける数々の面白い物語の合間にそんな本質をも問いかけて来る本書、ぜひ長く読まれてほしい一冊です」とコメント。

 総合第3位は「すごすぎる天気の図鑑」KADOKAWA・荒木健太郎(著)。荒木健太郎氏は「図書館司書の方々に本書を選んでいただき、大変嬉しく思います。空は身近な大自然です。美しい風景を見せてくれることもあれば、災害の原因になることもあります。空と上手く付き合うきっかけになれば幸いです」とコメントしている。

 「図書館員がえらぶ 選書センター大賞2023」の詳細は、Webサイトで確認できる。

《中川和佳》

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