埼玉県は、2024年度（令和6年度）埼玉県私立中学校・中等教育学校入試応募状況（中間）を公表した。2024年1月4日時点で、31校計3,708人の募集人員に対し、応募者数は6万517人。前年度より1万1,003人と大幅に増加した。
埼玉県の私立中学校の一般入試は、東京都や神奈川県よりも試験の実施時期が早く、多くの私立中学が1月10日を皮切りに1月中に試験を実施する。そのため、東京都や神奈川県の本命校の受験前に試験慣れなどを目的に県外の受験者が受験するケースも多く、首都圏の私立中一般入試の本格スタートの始まりとして動向が注目される。
1月4日午後3時時点の埼玉県内私立中学校の入試応募状況は、学校数31校、募集人員3,708人に対し、応募者数が6万517人。前年度と比べて、学校数の増減はないが、国際学院中学校が募集停止、開智所沢中等教育学校が開校した。募集人員（内部進学は除く）は178人増、応募者数は1万1,003人と大きく増加した。
1月4日時点の学校ごとの外部出願者数をみると、栄東は、A日程（1月10日または11日実施）が7,858人。東大特待I（1月12日実施）は1,411人。B日程（1月16日実施）は2,614人。東大II（1月18日実施）は641人。全試験をあわせた外部募集人員は215人。前年同期の出願者数と比べると、東大特待Iのみ微減しているものの、A日程は126人、B日程は146人とともに増加している。
大宮開成は、第1回（1月10日実施）が2,191人。特待生選抜（1月12日実施）が1,053人。第2回（1月14日実施）が1,057人。全試験をあわせた外部募集人員は150人。
浦和明の星女子は、第1回（1月14日実施）が1,858人。今後、1月22日～2月3日に第2回試験（2月4日実施）の願書を受け付ける。第1回と第2回をあわせた外部募集人員は160人。
淑徳与野は、今年度から実施する医進コース特別（1月11日実施）が514人。第1回（1月13日実施）が1,754人。今後、1月14日～2月3日に第2回（2月4日実施）の願書を受け付ける。全試験をあわせた外部募集人員は160人。
開智は、第1回（1月10日実施）が2,366人。特待A（1月11日実施）が874人。特待B（1月12日実施）が1,254人。算数特待（1月12日実施）が743人。第2回（1月15日実施）が1,666人。1月10日～2月4日には、今年度より実施する開智日本橋併願の願書を受け付ける。全試験をあわせた外部募集人員は280人。
2024年4月開学予定の開智所沢は、第1回（1月10日実施）が2,222人。特待A（1月11日実施）が866人。特待B（1月12日実施）が1,257人。算数特待（1月12日実施）が794人。第2回（1月15日実施）が1,734人。1月10日～2月4日には、開智日本橋併願の願書を受け付ける。全試験をあわせた外部募集人員は240人。
学校ごとの応募状況などを一覧でまとめた「令和6年度埼玉県私立中学校・中等教育学校入試応募状況（中間）」は埼玉県Webサイトに掲載。31校すべての外部募集人員、試験日、試験科目、合格発表日、1月4時点の外部出願者数、前年度最終出願者数、願書受付期間などを見ることができる。
