山梨県教育委員会は2024年1月5日、2023年度（令和5年度）中学校卒業予定者の第2次進路希望調査結果の概要を公表した。学校・学科別の希望倍率は、甲府東（普通）1.46倍がもっとも高かった。
2023年度中学校卒業予定者の第2次進路希望調査は、山梨県内の中学校88校（国立1校、公立80校、私立7校）の第3学年に在籍する全生徒（特別支援学校中学部は含まない）が対象。基準日は2023年12月10日。毎年度2回実施しており、第1次進路希望調査の基準日は9月20日。
調査対象者6,888人のうち、進学希望者は98.78％にあたる6,804人。県内公立高校希望者は、前年同期比123人減の4,999人（72.58％）。県内私立高校希望者は、前年同期比6人減の1,086人（15.77％）。県外高校・高専希望者は、前年同期比7人減の170人（2.47％）であった。
県立全日制高校の募集定員に対する倍率は、前年同期より0.01ポイント減の0.98倍。学校・学科別の希望倍率は、甲府東（普通）1.46倍がもっとも高く、笛吹（総合）1.34倍、甲府南（理数）1.33倍、甲府昭和（普通）1.29倍、農林（食品科学）1.27倍と続いた。甲府東（普通）は、第一次調査時の1.78倍から0.32ポイント減少した。
その他のおもな希望倍率は、甲府第一（探究）1.13倍、甲府第一（普通）1.04倍、甲府東（理数）1.20倍、吉田（理数）1.15倍、吉田（普通）1.11倍、甲府西（普通）0.77倍、甲府南（普通）1.10倍、市立甲陵（普通）1.06倍など。
前期募集では、甲府東（普通）2.14倍、吉田（理数）1.83倍、甲府南（理数）1.67倍、吉田（普通）1.57倍、甲府南（普通）1.54倍の順に希望倍率が高かった。私立高校では、駿台甲府（普通）1.00倍がもっとも高く、ついで駿台甲府（美術デザイン）0.97倍だった。
2024年度山梨県公立高校入学者選抜の日程は、前期募集が出願を2024年1月18日（一括受付）、19日、22日に受け付け、2月1日と2日に検査を実施する。後期募集は、2月20日（一括受付）、21日、22日に出願、2月26日から28日に志願変更を受け付け、3月5日に検査を実施する。追検査は3月12日、合格発表は3月14日。
