【大学受験2025】足利短大が募集停止…附属高は校名変更し継続

 足利大学は2024年2月26日、足利短期大学の学生募集を2025年度(令和7年度)から停止すると発表した。18歳人口の減少や4年制大学志向などで今後も学生確保が難しいと判断したという。附属高校および附属幼稚園は校名変更(構想中)のうえ、運営を継続する。

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 足利大学は2024年2月26日、足利短期大学の学生募集を2025年度(令和7年度)から停止すると発表した。18歳人口の減少や4年制大学志向などで今後も学生確保が難しいと判断したという。附属高校および附属幼稚園は校名変更(構想中)のうえ、運営を継続する。

 足利短期大学は1979年に幼児教育科(現:こども学科)の単科大として開学。1996には看護科を、2000年には専攻科福祉専攻を増設したが、専攻科福祉専攻は2009年度に廃科。2014年には足利大学に看護学部が創設されたことを受け看護学科も募集停止し、2018年に廃科。こども学科のみの単科大として運営を続けていた。

 これまで、卒業生はこども学科3,975名、看護学科844名、専攻科福祉専攻197名にのぼり、人材育成と学生のボランティア活動や公開講座などを通じて地域に貢献してきたという。

 近年は18歳人口の減少、4年制大学への進学志向の高まりなどを受け、定員充足に至らない年が続いていた。こうした状況で、今後も学生確保が難しいとの判断から、2025年度より募集停止とすることを決定した。

 今後は、2024年度の新入生、在学生への教育活動、進路支援を万全に行い、充実した学生生活が送れるよう取り組むとしている。卒業後の各種証明書の発行や同窓会の諸活動は、学校法人内で責任をもって引き継ぎ、対応する。また、足利短期大学附属高等学校および足利短期大学附属幼稚園は、校名変更(構想中)のうえ、運営を継続するという。

《畑山望》

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