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【中学受験の塾選び-3】首都圏の人気塾の費用

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 最終回となる今回は、第1回「首都圏の人気塾をチェック」および第2回「首都圏人気塾の合格力」で取り上げた中学受験の6つの進学塾「日能研、SAPIX(サピックス)、四谷大塚、早稲田アカデミー、栄光ゼミナール、希学園」の費用システムについて比較し、通塾に伴うその他の費用についても見ていく。

■各塾の費用システム

 塾の費用は、各塾によってシステムが様々だ。テキスト代を授業料と一緒に月謝として払う場合もあれば、入塾時に払う場合もある。また、入会金や授業料のほかに年会費がかかったり、授業料に含まれるテストと含まれないテストがある場合もある。以下に、各塾のWebサイトから得た2010年12月時点の基本的な情報を抜粋するが、そうした違いがわかっていただけるだろう。

 なお、以下には、通常の授業にプラスできる単科受講や、長期休暇中の各期講習・合宿、入試直前の特別講座等は含まれない。こうしたオプションは、入塾時や月謝には含まれず、都度発生するケースがほとんどだ。「通常の授業だけ」と思っていても、実はほとんどの塾生が受講するオプションも中にはある。また、学年を追うごとに塾の費用が上昇し、6年の冬には学校に支払う受験料(20,000円~30,000円程度/1校)等も同時に発生するため、合格までのトータルで検討することも必要になるだろう。

 このように、月々の授業料だけでは費用の全体を把握することが難しいので、「費用が公開されていないから高いんだろう」と思ったり、基本料金だけで判断したりせず、直接塾に確認する必要があるだろう。説明会や体験授業の情報も記載するので、情報収集時の参考にしていただきたい。

○日能研
 2011年2月開講の首都圏の場合、入会金は3年生が10,500円、4~6年生が21,000円。授業料は、3年生(2科目)9,975円/月、4年生以降は科目数・コースにより異なり、4年生9,975円~19,950/月、5年生17,640円~35,910/月、6年生21,000円~39,690/月。
 この他、テストと教材費等で、3年生22,470円、4年生46,525円(2科目)または59,345円(4科目)、5年生57,928円(2科目)または87,454円(4科目)、6年生78,854円(2科目)または116,570円(4科目)がかかる。
 体験授業を用意している。

○SAPIX(サピックス)小学部
 2011年2月開講の場合、入室金は31,500円。授業料にはテスト費用、教材費、冷暖房費等が含まれ、1年生16,800円/月、2年生17,850円/月、3年生19,950円/月、4年生36,750円/月、5年生47,250円/月、6年生52,500円/月。ただし、特別講習や書籍、3年生後期以降の公開模試費用は別途となる。
 入室説明会が各教室で随時行われており、予約不要で参加できる。

○四谷大塚
 2010年度の場合、入会金は21,000円。月会費が1,575円/月で、受講料(週例テスト・合不合判定テスト等のテストコース含む)が、4年生27,615円/月(2科目)または31,500円/月(4科目)、5年生32,970円/月(2科目)または39,900円/月(4科目)、6年生42,105円/月(2科目)または50,400円/月(4科目)。ただし、教材費は別途となる。また、各期講習や特別講習は別途。
 1週間の体験入塾を用意しており、保護者の参観も可能。

○早稲田アカデミー
 授業料が、Sコースで4年生15,000円/月(2科目)および9,000円/月(理社)、5年生27,000円/月(2科目)および11,000円/月(理社)、6年生28,000円/月(2科目)および11,000円/月(理社)(校舎により異なる場合あり)。年会費、教材費、テスト等についてのWeb上の記載はない。入塾金については、兄弟利用や期間限定によるキャンペーンを行うこともあるようだ。
 1週間の体験入塾を用意している。

○栄光ゼミナール
 入塾金はなし。月謝(授業料)、維持費・教材費・システム教材費・テスト費は、コースにより異なるため、最寄りの教室へ問い合わせるか資料請求を行う必要がある。「きょうだい塾生割引」(月謝・講習・ゼミ・特別講座等の受講料が20%引)や、個別指導の複数講座受講による割引が用意されている。
 教室見学のほか、グループ指導・個別指導ともに体験学習制度がある。グループ指導は希望により1~4科目を1か月間無料で、個別指導は教師1人生徒2人のコースを4,200円(80分×4回)で受講できる(教材費・その他プリント代は要購入)。

○希学園(のぞみがくえん)
 生徒によって受講科目や内容が異なり、首都圏版のWebには授業料の記載がない。
 授業の無料聴講が可能(当日のテキストはコピー支給)。また、入塾説明会が各教室で随時行われており、予約不要で参加できる。

■塾以外にかかる費用

 子どもの塾費用を考えるときに見落とされがちなのが、“直接塾に払わない費用”だ。まず、塾まで公共の交通機関を利用する場合は交通費がかかる。そして、塾で食事をとる場合はお弁当か外食費を持たせる必要がある。3年生のときは不要でも、学年が上がるにつれて授業の開始時間が遅くなったり、授業時間が長くなったりして、必要になってくることが多く、また、長期休暇中の集中講座などで毎回必要になったりと、意外と負担に思うご家庭も多いようだ。この他、学校説明会の交通費や、細かいところではノート代や過去問題集(通常6年で使用)等も発生してくる。問題集のコピーをとるためにコピー機能付きのプリンターやFAXを購入する家庭もある。

 さらに、直接的な出費にはならなくとも、送り迎えをしたり家庭学習をみるといった親の時間的な負担も発生する。塾の復習を親がみてあげることができず授業についていけなくなり、個別指導や家庭教師をつける家庭もある。

 また、塾通いのために携帯電話を持たせる家庭も多い。リセマムの連載「名門校の子どもたち」で携帯電話を持たせる時期やきっかけについて聞いたところ、小学生から携帯電話を持たせたというケースは、ほとんどが通塾のタイミングであった。

■子供が納得する塾選びを

 3回にわたって、塾の学習システムや合格実績、費用を見てきたが、最後に、栄光ゼミナールの広報室 進学情報担当 課長の山中亨氏からいただいたアドバイスを紹介する。「お母さんが塾を選ぶと、どうしても費用を見たりお母さん同士の情報交換に頼りがちですが、お子さんが気に入った塾を選ぶことが一番大切です。通い続けられる空気がその塾にあるかどうか。まずはお子さんと一緒に塾に足を運んで、それを確かめてください」。ぜひとも、お子さんに合った学校へ進学するために、一番の塾を選んでいただきたい。
《柏木由美子》

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