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小学生の英語学習…脳活動について過去最大規模の研究を実施

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移動脳機能計測車と、光トポグラフィによる計測
  • 移動脳機能計測車と、光トポグラフィによる計測
  • 神経活動に伴う酸素化ヘモグロビン、および脱酸素化ヘモグロビンの相対的変化
  • 平均的な賦活パターン
  • 言語領域毎の酸素化ヘモグロビン相対値
 科学技術振興機構(JST)および首都大学東京は2月23日、同大学院人文科学研究科の研究グループが行った小学生の脳の英語処理についての研究結果を発表した。

 発表によると、萩原裕子教授らの研究グループは、小学生484人(6〜10歳)を対象に、母語・英語復唱している時の脳活動を調べる過去最大規模の研究を実施したという。脳活動の測定には、光トポグラフィ(光による脳機能イメージング法)を用いて、母語である日本語と英語、それぞれの言語を処理している時の脳の反応や、その違いを調べた。

 その結果、英語の語彙獲得初期には脳の右半球の音声分析に関わる部位が活性化し、語彙習得とともに左半球による言語処理が優位になることがわかったという。

 同グループでは、子どもたちが新しい言葉を耳から学ぶ時には、脳ではまず音声の分析が優先的に行われ、それが意味を持つ「言語」へと徐々に移行する可能性が示唆されたとしている。また、同研究は学齢初期における外国語習得の基礎資料として、小学校における効果的な英語活動あるいは脳科学的な根拠に基づく英語学習法の開発へ道を開くことが期待されるとしている。
《前田 有香》

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