地震の影響長引く…首都圏の大学で入学式の中止・延期の動き

 東北地方太平洋沖地震の影響により、首都圏の多くの大学が卒業式を中止することになったが、余震が続く現状や計画停電による交通機関の乱れといった懸念から、入学式を中止または延期する大学も出てきている。

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 東北地方太平洋沖地震の影響により、首都圏の多くの大学が卒業式を中止することになったが、余震が続く現状や計画停電による交通機関の乱れといった懸念から、入学式を中止または延期する大学も出てきている。

 早稲田大学では3月18日、「入学予定の皆さんへ」として2011年度の入学式をすべて中止すると発表。前期の授業開始日を1ヶ月遅らせ5月6日とするとしている。また、震災により修学が困難になった入学予定者に対しては今年9月または来年4月に入学を延期する措置や、入学直後の休学手続きについて案内している。

 慶応大学では3月22日、4月1日に予定していた大学学部入学式と4月4日予定の大学院入学式を延期すると発表。2011年度のガイダンスや開講時期などについては、24日までにホームページで告知するとしている。

 中央大学では4月2日から4日に予定していた入学式の式典に関しては、例年のように新入生と教職員が一堂に会するという形式では行わないと3月19日付けで発表している。

 日本大学では4月8日予定の日本武道館における統一的な入学式を中止。学部等において分散型の入学式を行うとしている。

 その他、神奈川工科大学、東京工芸大学、杏林大学、創価大学では現在までに入学式中止の発表しており、大東文化大学と日本文化大学では入学式の4月末に延期するとしている。

 また法政大学、立教大学では、入学式の開催について現在検討中であるとし、決定次第ホームページで告知するとしている。
《田崎 恭子》

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