新潟県への避難児童・生徒、県内での就学希望は42.4%

 新潟県は3月28日、東北地方太平洋沖地震の発生にともない県内へ避難してきた小・中学生の就学について発表した。

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新潟県へ避難された方への情報
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  • 就学意向調査集計結果(3月25日現在 県計)
 新潟県は3月28日、東北地方太平洋沖地震の発生にともない県内へ避難してきた小・中学生の就学について発表した。

 新潟県内へ避難してきた小・中学生のうち、県内の学校へ就学を希望する人については、始業式(入学式)に間に合うよう受入れ手続きを行うという。就学先は避難所がある小・中学校を原則とするが、それ以外の学校での就学も可能。避難している人が多い、南相馬市、いわき市、双葉郡については、コミュニティ形成の観点から、別途地域での就学を準備するが、移動を強制するものではないとしている。3月30日までに、就学の有無を再確認し、就学先を決定するという。また、各市町村ごとに「就学相談所」を設ける。

 高校生の転入学の申込みについては、先に実施の調査で希望した人の意向を再確認した結果、転入学希望者は38人となっている。

 新潟県が公開した避難者の「就学意向調査集計結果」(3月25日現在)の資料によると、県内に避難している小中高生1,112人のうち、新潟県内での就学を希望しているのは42.4%にあたる472人。希望しないと回答したのは40.7%、未定は16.8%となっている。
《前田 有香》

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