節電目標何%?4月の電気使用量を昨年と比較してみた

 震災後の約1か月間の電気使用量の通知が、各家庭に届いたころではないだろうか。意識的に節電を行った家庭では、どのくらい削減できているのだろうか。

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昨年4月分の電気使用量
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  • 電気使用量の比較
 東日本においては、電力不足が続き、個人の節電意識の高まりが注目されている。特に今夏には深刻な電力不足が心配されており、政府では、東京電力と東北電力管内において、家庭・企業ともピーク時の節電目標を一律15%削減にする方向で調整を進めている。

 3月11日の東日本大震災後の約1か月間の電気使用量の通知が、各家庭に届いたころではないだろうか。意識的に節電を行った家庭では、どのくらい削減できているのだろうか。

 たとえば、神奈川県の一戸建て、3人家族の筆者の自宅では、昨年4月(3月9日~4月9日)の電気使用量は563kWhで請求額13,674円。今年4月(3月9日~4月11日)の電気使用量は366kWhで請求額9,427円。期間が異なるので、今年4月分を31日分で換算すると表のとおり344kWhとなり、前年比で39%削減できたことがわかる。電気代も4,000円以上の節約となった。

 この間行った節電としては、禁止したものは次のとおり。

・オイルヒーター
・食器洗浄機
・お湯の保温
・トイレ便座の保温

 意識したことは次のとおり。

・こまめに電気を消す
・出来るだけ1部屋で過ごす
・室内でも厚着をしてエアコンに頼らない
・給湯パネルは使用時のみON
・不必要なコンセントを抜く
・パソコンは電源ONの状態で放置しない

 震災直後ということで、暖房に関しては思い切った節電を行ったが、無理なくできることも多く、普段いかに無駄なエネルギーを消費していたかという反省になった。

 夏に関しては、猛暑の中でのエアコン不使用は厳しいと思われるが、各種節電情報を参考にしながら、冷房の設定温度を上げるなどして、引き続き節電を意識していきたい。

 昨年の電力使用量は、東京電力の場合は、「電気ご使用料のお知らせ」右下の「ご参考までに昨年…」で確認できる。
《編集部》

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