「認定こども園」昨年より230件増、厚労省が公表

 厚生労働省は5月2日、平成23年4月1日現在の「認定こども園の認定件数」について公表した。

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認定こども園制度の概要について
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  • 認定こども園の認定件数(平成23年4月1日現在)
 厚生労働省は5月2日、平成23年4月1日現在の「認定こども園の認定件数」について公表した。

 認定こども園とは、幼稚園・保育所等のうち、「就学前の子どもに幼児教育・保育を提供する機能」(保護者が働いている、いないにかかわらず受入れて、教育・保護を一体的に行う機能)と「地域における子育て支援を行う機能」(すべての子育て家庭を対象に、子育て不安に対応した相談活動や、親子の集いの場の提供などを行う機能)を備え、認定規準を満たす施設のことで、都道府県知事から認定を受けることができる。

 認定こども園には、地域の実情に応じて「幼保連携型」「幼稚園型」「保育所型」「地方裁量型」などのタイプがあるが、従来の幼稚園や保育所等が認定を受けてもその位置付けを失うことはないとしている。

 平成23年4月1日現在の認定件数は、全国で762件(出典:平成23年度認定こども園件数等調査)で、内訳は「幼保連携型」(406件)、「幼稚園型」(225件)、「保育所型」(100件)、「地方裁量型」(31件)となり、前年と比較すると230件増となっている。

 認定件数の多い都道府県は、東京(65件)、兵庫(60件)、北海道(41件)、長崎(40件)、鹿児島(30件)など。また、昨年度より認定件数が増加した都道府県は、兵庫(+29件)、東京(+14件)、埼玉(+12件)などとなっている。
《前田 有香》

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