総務省と文科省が連携、ICT利活用の実証中学校などを公募

 総務省と文部科学省は7月6日、「フューチャースクール推進事業」および「学びのイノベーション事業」にかかわる提案公募について発表した。

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総務省「フューチャースクール推進事業」及び文部科学省 「学びのイノベーション事業」に係る提案公募開始
  • 総務省「フューチャースクール推進事業」及び文部科学省 「学びのイノベーション事業」に係る提案公募開始
 総務省と文部科学省は7月6日、「フューチャースクール推進事業」および「学びのイノベーション事業」にかかわる提案公募について発表した。

 発表によると、総務省のフューチャースクール推進事業と文科省の学びのイノベーション事業を連携して実施するとしており、それぞれの実証研究を一体的に行う中学校8校と特別支援校2校を公募するという。

 フューチャースクール推進事業では、学校現場におけるICTの利活用を推進していくうえでの、主に情報通信技術面等を中心とした課題を抽出・分析をするための実証を行う。

 学びのイノベーション事業では、子どもたちの生きる力を育む教育の実現に向け、モデルコンテンツの開発、デジタル 教科書・教材、情報端末等を利用した指導方法などに関する総合的な実証検証を行うとしている。

 募集の対象となるのは国立または公立の中学校と特別支援学校。中学校の場合では、全生徒と全教員に1人1台のタブレットPCと、全普通教室にインタラクティブ・ホワイト・ボー(電子黒板)を配備し、校舎内外で使える無線LAN環境の構築などの環境を整備することや、専任の支援員を配置することなどが必須条件となる。

 委託先となるのは都道府県、市町村もしくはこれらを含む連携主体、または国立大学法人。1校当たり5,235万円を上限とした委託金が支払われるという。

 公募期間は7月6日より8月8日まで。なお委託先となるにはフューチャースクール推進事業および学びのイノベーション事業の両事業に提案のうえ、採択される必要がある。
《田崎 恭子》

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