【中学受験】悔いなき受験へのラスト3か月-4/6…出願パターン

 2月1日、首都圏の中学受験本格スタートまで100日を切った。親子ともども悔いのない受験をするために、この3か月をどう過ごせばいいのか。出願パターンについて紹介する。

教育・受験 受験
SS-1代表の小川大介先生
  • SS-1代表の小川大介先生
 2月1日、首都圏の中学受験本格スタートまで100日を切った。親子ともども悔いのない受験をするために、この3か月をどう過ごせばいいのか。子ども一人ひとりの特性に合わせた個別指導で中学受験にめざましい実績をあげているSS-1代表の小川大介先生に、家庭学習、模試の受け方、志望校の最終決定、出願パターン、本番で力を発揮するためのトレーニング、入試直前の過ごし方を聞いた。

 ここでは、出願パターンについて紹介する。

――11月を過ぎても志望校が決まらない場合はどうしたらいいでしょうか。

 実際に、志望校をきちんと決められる人って実はほとんどいないのではないでしょうか。いろいろな条件があって、なかなか決められないものですよね。

 ですから、2パターンのシナリオを考えて願書を出される方が多いです。

 たとえば、難関校狙いの男子の場合、1月に愛光、ラ・サールなどを受験し、合格を取れたら、2月1日はチャレンジ校であっても、本人が受けたいところを受験する。

 千葉方面の方は、1月に渋谷幕張や市川を受験し、合格が取れたら2月1日以降はチャレンジ校を狙う。逆に1月に合格が取れなかったら、2月1日以降は手堅い受験をするというように。

 たくさん受験するにはお金もかかりますから、可能な範囲の中で精いっぱい努力することが基本だと思います。

 中学受験というプロセスの中で、親子がしっかり向き合い、話し合い、思い悩み、ときには冷静に判断をする。親も子どももそれぞれに努力をしたり背負うべきところは背負う。そういう経験一つひとつが、親子の濃密な歴史です。そういう経験を経た子と経なかった子の差は大きいと思います。
《石井栄子》

石井栄子

子育てから、健康、食、教育、留学、政治まで幅広いジャンルで執筆・編集活動を行うフリーライター兼編集者。趣味は登山とヒップホップダンス、英語の勉強。「いつか英語がペラペラに!」を夢に、オンライン英会話で細々と勉強を続けている。最近編集を手掛けた本:『10歳からの図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」』(平本督太郎著 メイツ出版)、『10代から知っておきたいメンタルケア しんどい時の自分の守り方』(増田史著 ナツメ社)『13歳からの著作権 正しく使う・作る・発信するための 「権利」とのつきあい方がわかる本』(久保田裕監修 メイツ出版)ほか多数

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