10代が選ぶ重大ニュース…震災関連に票が集中

 セーラー万年筆は11月30日、全国の10代を対象に行った「10代が選ぶ2011年・重大ニュース」のアンケート調査の結果をホームページに掲載した。

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2011年・10代が選ぶ重大ニュース
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 セーラー万年筆は11月30日、全国の10代を対象に行った「10代が選ぶ2011年・重大ニュース」のアンケート調査の結果をホームページに掲載した。

 同社では感性の鋭い10代の若者を対象に、その年に起った出来事や流行語などについてアンケートを行う「10代の重大ニュース」を1974年より毎年実施している。38回目となる今回は、全国の10代の男女500名(男244名、女性256名)を対象に11月18日〜20日にインターネットによる調査を実施。重大ニュースとして3項目以内と、印象に残った流行語1つについて回答を募った。

 重大ニュースの総合ランキングでは、「東日本大震災(地震・震災・津波・3.11等含む)」が440票と圧倒的な票数を獲得し1位となった。調査開始以来、例を見ない大量得票となったという。2位には「原子力発電所事故(放射能問題を含む)」(99票)が入り、回答者のほとんどが、そのどちらか、または両方を挙げていることが伺える。

 さらに、3位には「TPP交渉問題」(56票)、5位に「野田内閣発足(政権交代含む)」(36票)など、トップ10中の8項目が「社会一般」部門の話題が占める結果となった。

 「スポーツ」部門では、「なでしこジャパンワールドカップ優勝」が54票を獲得しトップに、「文化・芸能」部門では、「島田紳助氏、芸能界引退」が18票でトップとなった。しかし、全体的に自然災害などを含む「社会一般」部門に票が集まったため、「スポーツ」「文化・芸能」それぞれの部門では2位以下の得票がいずれも1ケタに留まっている。

 「印象に残った流行語」部門では、「マルモリ/マル・マル・モリ・モリ!」が56票を獲得し1位に。テレビドラマ「マルモのおきて」から誕生した芦田愛菜&鈴木福の人気子役ユニットが10代の支持を集めている様子が伺える。

 また例年は、お笑い芸人のキメ台詞が上位にランクインする傾向にある流行語部門だが、今年は2位の「ぽぽぽぽ〜ん(AC)」や5位の「がんばろう日本」など、東日本大震災に関連する言葉が目立つ結果となった。
《田崎 恭子》

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