全国大学生活協同組合連合は2月13日、「大学生による、大学生のための消費者被害防止パンフレット」をホームページに公開した。 同パンフレットは、消費者庁の協賛により全国大学生活協同組合連合が制作したもの。春から大学生活をスタートさせる新入生に向け、消費トラブル防止のための啓発を目的としている。 「卒業後の自分へ…かっこいい大人になっていますか」ではじまる冊子には、大学生活、はじめての一人暮らしで自由になるということは、責任をもつということとしたうえで、大学生の先輩が間違った「契約」をして大学生活の夢や目標を見失わないためのアドバイスをしている。 消費者にとって不都合な契約を結ばされたりした場合、契約を取り消すことができる「消費者契約法」や「クーリング・オフ」など、契約の基本について説明。また、「架空請求詐欺」「資格商法」「ワンクリック詐欺」など、大学生をねらう悪徳商法に遭わないためには、「いらないものははっきりと断る」「呼び出しや甘い誘いには簡単にはのらない」などの心構えや、「個人情報を安易に提供しないように」「ネット取引では、相手の連絡先の確認と契約成立の画面を保存する」などの注意を促している。 また、自分の生活を見直しする「あなたの生活チェックシート」では、10問の設問があり、「イエス」「ノー」で答えていくと診断結果わかるようになっている。
