東京ガス、エネルギー消費量が見える小学校向けシステム

 東京ガスは5月15日、エネルギー消費量を「見える化」する小学校向けのシステム「TGグリーンモニタースクール」を開発したと発表。同日から販売を開始した。

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「TGグリーンモニタースクール」システムのイメージ
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 東京ガスは5月15日、エネルギー消費量を「見える化」する小学校向けのシステム「TGグリーンモニタースクール」を開発したと発表。同日から販売を開始した。

 同システムは、電気およびガスの使用量や、ガスを熱源に空調を行うガスヒートポンプの運転状況を専用の計測器で収集して表示するというもの。電気だけでなくガスやガスヒートポンプの状況も可視化した小学校向けのシステムは、国内初となるという。

 電気・ガスの使用量は、学校全体の数値のほか、教室ごとの測定値も3クラスまで表示可能。ガスヒートポンプについては、外気温、室温、設定温度、運転時間などの状況を計測・表示するという。

 これらの情報は、タッチパネル式のディスプレイに時間帯別・日別・月別などにグラフ化して表示され、動物のキャラクターが登場する親しみやすい画面で、子どもが楽しく見て触れるよう工夫がなされている。

 また、同システムを環境・エネルギー教育に活用するための教師向けの手引書や児童用ワークシートなどをセットにした「環境教育教材」を用意。実際に学校で使用しているエネルギー量を児童たち自ら記録・検証していくことで、省エネに対する意識を育んでいくことにつながるとしている。

 「TGグリーンモニタースクール」の価格は、189,000円(設置工事費別)。同社では、このシステムを小学校にガスヒートポンプを導入する際の付加価値商品として位置づけており、今後より多くの小学校にガスヒートポンプの導入を提案していくとしている。
《田崎 恭子》

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