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進研ゼミの小・中・高校講座にタブレット導入、80万人の利用を見込む

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チャレンジタッチ
  • チャレンジタッチ
  • ベネッセホールディングス 代表取締役社長 福島保氏
  • 進研ゼミの改革
  • ベネッセコーポレーション 代表取締役社長 明田英治氏
  • 2013年度、会員数が減った
  • デジタルを導入するが依存しすぎない
  • 進研ゼミの市場ポジション
  • ベネッセコーポレーション 家庭学習事業本部長 成島由美氏
 ベネッセコーポレションは2月4日、2014年度に向けた進研ゼミの小学生・中学生・高校生講座において専用タブレット端末を導入すると発表。導入開始となる4月時点で、合計約80万人の利用を見込んでいるという。

 今回発表された専用タブレットの導入は、2013年4月から中学1年生を対象に試験導入していたタブレットコースの延長だ。試験導入においてタブレットコースの反応が良かったため、小学1年生~5年生、中学2年生~3年生、高校1年生への導入を決定したという。

 タブレット導入についてベネッセコーポレーションの代表取締役社長 明田英治氏は、少子高齢化、学習サービスの多様化、デジタル化による教育市場の変化などさまざまな要因から、塾・家庭学習業界は苦しい状況にあると説明。その上で、「デジタル×ハイタッチ」による一人ひとりに合った学びを提供することで、進研ゼミを進化させるという。

 「ハイタッチ」とは、これまで同ゼミが掲げてきた人との関わりや温もりを大事にする指導ポリシーのこと。「赤ペン先生」に代表される子どもとのコミュニケーションを大切にした添削指導に、タブレットやネットワークという機能を加えるで子ども・生徒間のコミュニケーションの双方向性や即時性を強化するという。ただし、デジタル活用といっても「目的はタブレット導入ではありません」と明田氏、「タブレットはあくまで生徒との『窓』として活用するもの」だとコメントした。

 では、具体的なタブレットゼミはどのように行われるのだろうか。コースやタブレットの説明は、ベネッセコーポレーションの家庭学習事業本部長 成島由美氏が行った。

 タブレット端末は、「チャレンジタッチ」「Challenge Tablet」「Challenge Tablet NEXT」の3種類が用意され、それぞれが小学講座、中学講座、高校講座用の端末となる。画面サイズは、「タッチ」と「NEXT」が9.7インチとなり、中学生向けのタブレットのみ7インチとなる。

 小学生コースは、タブレットなしの従来サービスと「タッチ」を使うコースを選ぶことができる。中学講座と高校講座は、希望者にタブレットが配布されるが、中学講座は1年の継続利用、高校講座は21か月の継続利用でタブレットを無料提供するという。高校講座に関しては、4月の時点でサービス提供されるのは1年生のみだが、2年生のコースも1年後の公開が予定されている。また、タブレットコースを受講する上では、教材や問題などは毎月配信されるため、自宅などにWi-Fi環境が必要となる。

 中学生と高校生対象のタブレットコースの教材には、説明や問題に「解説」機能がついており、生徒はテキストなどを読みながら詳細解説の動画をみることができる。また、疑問点についてはコンテンツにマーキングしたり、カメラ機能を利用して先生に個別質問を送ることも可能、質問の返事は原則として翌日には届くようになっている。

 小学生コースの特徴は、従来の紙とタブレットが両方活用されることだ。赤ペン先生の問題や実力判断テストなど、タブレットだけでは学習しづらい「書く力」を紙の教材で身につけるという。その一方で、紙の答案ではチェックできない漢字の書き順、学習過程や操作記録などのデータをタブレットで収集することが可能になる。これらを活用することで、個別学習、弱点克服の復習、教材開発などに役立てることができるという。
《中尾真二》

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