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慶應SFCとNTTデータ、アジアのIT分野育成プロジェクトで連携

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 慶應SFC研究所とNTTデータは、アジアの大学におけるIT分野の人材育成プロジェクトを恊働で進めていくことで合意したと発表。アジアの大学を起点としたイノベーションの発信と新たなビジネスの展開を目指すという。

 IT分野におけるアジア地域の人材育成には、慶應義塾大学が運営・推進するアジア国際教育協力プロジェクト(SOI Asia)のパートナーである36大学・研究機関のネットワークを活用する。大学での技術開発力の伸張と研究開発や教育活動を後押しすることで、イノベーションと新たなビジネス展開をアジアから発信することを目的としているという。

 具体的には、産学連携研究の推進と人材育成が同プロジェクトの2本柱。産学連携研究の推進に向けた取組みとしては、農業での新しいICT利活用の開拓や、アジア市場での先進的なクラウドサービスに関する研究開発などを実施する。農業分野の研究では、NTTデータと慶應SFC研究所のほか、インドネシアのバンドン工科大学が協力、クラウドサービス開発においてはマレーシアのマレーシア科学大学の協力を得るという。

 人材育成の面では、SOI Asiaパートナーの全大学から起業に関心を持つ学生を集め、講義と演習をセットにした「起業家育成プログラム」を実施する。講義は、SOI Asiaの衛生授業配信基盤を活用することでパートナー大学への同時中継を可能にし、演習面ではビジネスプランコンテストを実施したうえで起業家思考の高い人材にNTTデータがインターンシップを提供する予定だという。

 慶大は、SOI Asiaを通じてアジアの14か国にある36の大学・研究機関とパートナーシップを結び、衛生インターネットの活用による講義などの相互協力やIT技術者の人材育成を行ってきた。今回のNTTデータとの連携は、産学連携の進展や、ビジネスモデルの事業化において学術界以外のパートナーが必要との見解があったようだ。

 世界的にも注目度が高く、学術的にも成長が著しいアジア地域の大学との連携により、地域全体としての人材レベルと産学連携研究の底上げを試みているのが慶大率いるSOI Asiaだ。NTTデータとの連携を深め、ビジネス的視野を取り入れることは、学生にとってよい刺激となるだろう。日本国内のパートナー大学である東京海洋大学、北陸先端科学技術大学院大学、奈良先端科学技術大学院大学の今後にも期待が高まる。
《湯浅大資》

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