シャープ、タッチパネルシステムで約8倍の高感度を実現

 シャープは10日、現在、広く採用されている「逐次駆動方式」に比べて、S/N比で約8倍となる高感度技術を搭載し、ペン入力やマルチタッチ操作が可能なタッチパネルシステムを開発したことを発表した。

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タッチパネルシステム(20型)[センサーシート]
  • タッチパネルシステム(20型)[センサーシート]
  • タッチパネルシステム(20型)[タッチパネルコントローラー]
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  • タッチパネルシステム(60型)
 シャープは10日、現在、広く採用されている「逐次駆動方式」に比べて、S/N比で約8倍となる高感度技術を搭載し、ペン入力やマルチタッチ操作が可能なタッチパネルシステムを開発したことを発表した。今後ディスプレイメーカーなどに販売を開始する。

 このシステムは、多数のセンサーを同時に検知処理できる独自の「並列駆動方式」を採用したことで、逐次駆動方式に比べて、約8倍の高感度を実現した。これにより、業界最小径のペン先約2mmの入力、多点を同時に認識できるマルチタッチ操作、手袋を着用したタッチ操作などが可能になるという。また、5型から60型までタッチパネル用のユーザーインターフェイスも共用可能となっている。

 画面サイズは5型、7型、20型、60型をラインアップし、12月15日よりサンプル出荷を開始する(5型のみ2013年1月31日出荷開始)。

シャープ、現行方式より約8倍の高感度タッチパネルシステムを開発

《冨岡晶@RBB TODAY》

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