Google、100ドル以下でノートPC「Chromebook」を学校に提供

 米Googleは、同国のチャリティーサイトDonorsChoose.orgの協力のもと、99ドルでChrome OS搭載のノートパソコンを提供するクリスマス企画を12月11日に発表した。450ドル相当のサムソン製ノートパソコンが100ドル以下で導入可能になるという。

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  • 99ドルで購入可能なSamsung Series 5
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 米Googleは、同国のチャリティサイトDonorsChoose.orgの協力のもと、99ドル(約8,200円)でChrome OS搭載のノートパソコンを提供するクリスマス企画を12月11日に発表した。チャリティサイトでの寄附金が集まれば、450ドル(約37,000円)相当のサムソン製ノートパソコンが100ドル以下で導入可能になるという。

 Googleのオペレーティングシステム(OS)を搭載するノートパソコン「Chromebooks」は、教育アプリが豊富なGoogleアプリや端末管理を容易にするコンソールなどを標準搭載することで、米国の学校から高く評価されてきたという。現在もアイオワ州、イリノイ州、サウスカロライナ州などの1,000校以上に導入されており、数十万人の子どもたちに活用されている。

 今回の特別企画は、オンライン上で寄附ができるDonorsChoose.orgとの連携により、Chromebooksを学校にとってより求めやすい価格で購入できるようサポートするもの。Chromebooksを生徒に使わせたい教員は、DonorsChoose.comに寄附金依頼をし、その学校や生徒に寄附したいと考える人から寄附金を集めることができる。サイトを通じて希望額の寄附金が集まった学校やクラスには、通常約450ドルで提供されているサムソンのChromebookシリーズ5モデルが、99ドルで提供される。

 教育委員会や学校ではなく、教員が担当クラスのために応募でき、その学校やクラスのために人々が寄附をする。寄附金が集まれば端末導入への予算が少ない学校の生徒も教育ICT環境を整えることが可能になる仕組みだ。同企画においてDonorsChoose.orgにすでに登録したテキサス州の小学校は、Chromebooks4台をリクエスト。必要とする396ドル中、すでに141ドル集まっているという。
《湯浅大資》

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