文科省、SSH中間評価を発表…千葉県立船橋など16校が高評価

 文部科学省は12月27日、スーパーサイエンスハイスクールの中間評価を発表した。千葉県立船橋高校や大阪教育大学附属高校など計16校が「計画通り研究開発のねらいを十分達成している」と評価された。

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 文部科学省は12月27日、スーパーサイエンスハイスクールの中間評価を発表した。千葉県立船橋高校や大阪教育大学附属高校、東京工業大学附属科学技術高校、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校など計16校が「計画通り研究開発のねらいを十分達成している」と評価された。

 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)とは、将来の国際的な科学技術系人材の育成を図るため、科学技術・理科、数学教育に関する研究開発を行う高校を文部科学省が指定。理科、数学に重点を置いたカリキュラムの開発や大学等との連携による先進的な理数系教育を実施している。

 2009年度SSH指定校の9校のうち、千葉県立船橋高校と大阪教育大学附属高校、兵庫県立三田祥雲館高校、岡山県立岡山一宮高校の4校は「現段階では、当初の計画通り研究開発のねらいを十分達成している」と評価された。残りの5校は「現段階では、当初の計画通り研究開発のねらいをおおむね達成している」と評価された。

 2010年度SSH指定校の36校のうち、埼玉県立春日部高校と千葉県立長生高校、東京工業大学附属科学技術高校、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校など12校は「十分達成」と評価された。そのほか22校は「おおむね達成」、2校は「あまり達成していない」と評価された。

 講評では、大阪教育大学附属高校が「異学年の集団で同一のテーマを研究することで、研究の継続性、深化が見られる。」、岡山県立岡山一宮高校が「組織体制が構築され、全教職員で取り組んでいる。」、東京工業大学附属科学技術高校が「他校の参考になる独自の教材を開発し、それをもとに授業が行われている。」、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校が「国際性の取組をはじめ、全体の取組が充実している。」という。
《工藤めぐみ》

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