【中学受験2013】どうなる難関10校の今年の入試

 東京・神奈川でまもなく中学入試がスタートする。成績上位層の多くが受験すると言われる難関10校の今年の出願状況を四谷大塚のWebサイト「入試情報センター」で見ていこう。

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開成(東京・男子)
  • 開成(東京・男子)
  • 麻布(東京・男子)
  • 武蔵(東京・男子)
  • 駒場東邦(東京・男子)
  • 慶應普通部(神奈川・男子)
  • 桐朋(東京・男子)
  • 桜蔭(東京・女子)
  • 女子学院(東京・女子)
 東京・神奈川でまもなく中学入試がスタートする。成績上位層の多くが受験すると言われる難関10校の今年の出願状況を四谷大塚のWebサイト「入試情報センター」で見ていこう。なお、2月1日校のうち、開成・麻布・武蔵・駒場東邦・慶應普通部・桐朋・桜蔭・女子学院・雙葉・フェリスが難関10校とされ、塾の合格実績の一つの指標とされている。

 難関10校のなかでも男子の最難関である開成はこの数年出願者を増やしており、今年は定員300名に対して1,257名が出願し、4.2倍(昨年3.9倍)と出願倍率を4倍台に乗せた。一方、女子の最難関である桜蔭は定員240名に対し523名が出願し2.2倍、昨年の2.5倍より減少している。10校中4倍以上なのは開成と雙葉のみとなっている。

 その他の男子校では、麻布が2.9倍(昨年2.8倍)、駒場東邦が2.9倍(昨年3.0倍)、慶應普通部が3.2倍(昨年3.3倍)で昨年から大きな変動はない。武蔵のみ2.8倍(昨年3.3倍)と0.5倍落としているが、他の難関校と比較して特別低い倍率とはいえない。

 女子校では、神奈川のフェリスが2.6倍(昨年2.3倍)と増やした以外は、女子学院が2.9倍(昨年3.0倍)、雙葉が4.1倍(昨年4.3倍)と微減。女子においては共学志向が高まっていると言われているが、これら人気の伝統校では大きな動きはないようだ。ちなみに、1日の共学難関校である早稲田実業、渋谷教育学園渋谷、1日校ではないが共学最難関の慶應義塾中等部ではいずれも、女子の出願者が増加している。

◆難関10校の出願倍率速報
開成(東京・男子):定員300 出願1,257 倍率4.2(昨年3.9)
麻布(東京・男子):定員300 出願874 倍率2.9(昨年2.8)
武蔵(東京・男子):定員160 出願443 倍率2.8(昨年3.3)
駒場東邦(東京・男子):定員240 出願701 倍率2.9(昨年3.0)
慶應普通部(神奈川・男子):定員約180 出願574 倍率3.2(昨年3.3)
桐朋(東京・男子):定員約190 出願444 倍率2.3(昨年2.4)
桜蔭(東京・女子):定員240 出願523 倍率2.2(昨年2.5)
女子学院(東京・女子):定員240 出願707 倍率2.9(昨年3.0)
雙葉(東京・女子):定員100 出願411 倍率4.1 (昨年倍率4.3)
フェリス(神奈川・女子):定員180 出願466 倍率2.6(昨年2.3)

 中学受験もあと2日で本番を迎えるが、受験生は万全な体調と準備で、日頃の実力を発揮してもらいたい。気象庁が30日11時に発表した週間天気予報によると、2月1日の東京地方は降水確率20%で、大きな崩れはない模様だ。
《綾瀬しづか》

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