司法試験短答式試験の合格率は69%、予備試験合格者は全員合格

 法務省は6月7日、平成25年司法試験(短答式試験)の結果を発表した。受験者数7,653人に対し、合格に必要な成績を得た人数は5,259人で、合格率は69%。内訳をみると、予備試験合格者167人は全員合格し、合格率トップとなった。

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合格率トップ10
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 法務省は6月7日、平成25年司法試験(短答式試験)の結果を発表した。受験者数7,653人に対し、合格に必要な成績を得た人数は5,259人で、合格率は69%。内訳をみると、予備試験合格者167人は全員合格し、合格率トップとなった。

 司法制度改革の一環で、受験資格を問わない旧司法試験が平成23年度で終了し、平成24年度より法科大学院修了または司法試験予備試験の合格が必須となった。法科大学院は、3年以上在学し、93単位以上修得することが修了要件とされている(法学の基礎を学んだ法学既修者は、1年以下・30単位以下を短縮可能)。これに対し、司法試験予備試験は受験資格や受験回数の制限がない。

 短答式試験の合格者数を受験者数で割った合格率のトップ10は、第1位:予備試験合格者(100%)、第2位:京都大法科大学院(87.8%)、一橋大法科大学院(87.8%)、第4位:愛知大法科大学院(85.7%)、第5位:中央大法科大学院(83.5%)、第6位:慶應義塾大法科大学院(83.3%)、第7位:東京大法科大学院(82.4%)、第8位:神戸大法科大学院(81.6%)、第9位:大阪大法科大学院(78.6%)、第10位:大阪市立大法科大学院(78.3%)となった。合格率が50%以下は12校、このうち合格者がいない大学院も1校あった。

 合格者を年齢別にみると、平均年齢31.0歳、最高年齢68歳、最少年齢20歳。性別に見ると、男性が4,075人、女性が1,184人であった。

 なお、司法試験の合格発表は、9月10日を予定している。
《工藤めぐみ》

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