【おもちゃ見本市 2013】スマホ型玩具が好調、安全な通信機能が特長

 クリスマスおもちゃ見本市が9月11日より都内で開催されている。2012年半ばから厳しさを見せた玩具市場も2013年7月後半から上向き、夏休みにはスマホ型の玩具を中心に前年実績を確保したという。

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タカラトミー「LINE TOWN マイタッチ」
  • タカラトミー「LINE TOWN マイタッチ」
  • セガトイズ「JSpodプレミアム」
  • セガトイズの出展ブース
  • JSpodの関連アクセサリー
 クリスマスおもちゃ見本市が9月11日より都内で開催されている。2012年半ばから厳しさを見せた玩具市場も2013年7月後半から上向き、夏休みにはスマホ型の玩具を中心に前年実績を確保したという。

 幼児向け玩具の最新トレンドは、スマートフォン型だと各社の担当者は語る。子どもを持つ親世代の間でスマートフォンが普及し、タッチ操作などに興味をもつ子どもが急増していることがスマートフォン型玩具の人気の要因だ。夏休みには好調な売り上げを見せ、クリスマスを見据えた各社の主力商品として見本市に出展されている。

 セガトイズは、ジュエルポッドダイアモンドプレミアム、ジュエルポッドプレミアムを出展。機能は同じだが、キャラクター関連商品として5~7歳が対象の前者に対し、後者は8~10歳をターゲットとしていると担当者は説明する。赤外線通信を活用した端末間のメール送受信が可能なほか、カメラ撮影やデコレーション機能も装備。加工した写真はSDカードで外部保存できるため、印刷して楽しむこともできるという。

 スマートフォンの普及に伴い、ユーザーが急増したLINEの認知度を利用し、子どもたちが親しみやすいスマホ型液晶玩具として発売されたのがタカラトミーの「LINE TOWNマイタッチ」。LINEのキャラクターが使用されており、本格的なLINEごっこを楽しむことができると担当者は語る。端末間でタッチ通信させることでメッセージやスタンプを交換することが可能なため、大人のスマホ活用を見る子どもたちも満足できる機能となっているようだ。

 セガトイズ、タカラトミーともに、スマホ玩具での通信領域を限定することで子どもの安全を確保している。中高生がスマホを活用する上でのマナーやセキュリティや問題視される中、玩具による通信機能が子どものインターネットリテラシーの向上に繋がればと思う。
《横井真里》

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