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名刺サイズのPCでプログラミング学習、GoogleとCANVASが共同企画を発表

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Google会長、エリック・シュミット氏
  • Google会長、エリック・シュミット氏
  • CANVAS理事長、石戸奈々子氏
  • ラズベリーパイ、本体
 Googleは、日本のコンピューターサイエンス教育を支援するプログラム「コンピューターに親しもう」を開始すると発表。同企画は、6歳から15歳の児童生徒がプログラミングの基礎を学ぶための取組みで、子ども向けのワークショップを展開するNPO法人CANVASの協力のもと運営を行っていくという。

 「コンピューターに親しもう」は、プログラミングを学べるよう設計された名刺サイズのコンピューター「Raspberry Pi(ラズペリーパイ)」と、子ども向けのプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」を使った学習体験。GoogleおよびCANVASは、5,000台のラズペリーパイを提供し、国内の25,000人以上の児童生徒にプログラミングを体験してもらうという。

 記者発表会が行われた広尾学園中学校・高等学校には、Google会長のエリック・シュミット氏と、CANVASの理事長石戸奈々子氏が登場。シュミット氏は、日本は科学的なイノベーション力が世界的に評価されている反面、ソフトウェア産業においては他国に遅れとっている部分があると解説。ソフトウェア開発に必要なプログラミングのスキルは、子どもたちが早くから触れることで伸びていく能力だとコメントし、3,000円ほどで販売されている安価なラズベリーパイを日本の子どもや学校に届けることでプログラミング体験の場を広げたいと話す。

 Googleに協力するCANVASは、デジタル時代の子どもたちを対象としたワークショップをこれまでに30万人の子どもたちに提供してきたNPO法人。理事長の石戸氏は、これからの子どもたちに必要なのは想像力とコミュニケーション力だと説明。プログラミング教育は、これらの能力をを伸ばすひとつの手段として有効であるため、ラズベリーパイを活用した学習の場を広げていきたいと語った。

 なお、両社が提供する「コンピューターに親しもう」には、3種類のプログラムが用意されている。学校内外の授業や課外活動して行われる「児童生徒向けプログラム」、ラズベリーパイやスクラッチを活用した授業の指導方法などを学ぶことができる「教員・NPO法人向けプログラム」、そして地方自治体などと協力して実施する「児童生徒・保護者向けプログラム」だ。

 いずれのプログラムもCANVASのWebsiteにて申込みを受け付けている。
《湯浅大資》

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