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東洋美術学校、3Dプリンター活用しデジタル原型師育成

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東洋美術学校夜間部コミックアート科デジタル原型師育成学科
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CGのデータから立体造形を生み出す3Dプリンターが産業界に革命をもたらしている。その分野は建築から医療、自動車と様々な分野に及ぶ。
それはフィギュアの世界でも同様だ。職人の世界とみられがちなフィギュア制作でも、従来の技の世界と最新テクノロジーが融合することで、新たな世界を切り拓いている。

さらにこのトレンドは、教育の現場にも広がっているようだ。デザイン分野の教育で定評のある東洋美術学校は、機構設計/3スキャニングの松村設計とデジタル造形分野で連携し、新たにデジタル原型師育成学科を新設する。
夜間部コミックアート科に置かれるデジタル原型師育成学科は、フィギュア製作におけるデジタル原型師育成を目指す。教育に3DCGソフトを大胆に取り入れるのが特徴だ。

デジタル原型師育成では、CGソフト「ZBrush」などを活用する。「ZBrush」は、細かな凹凸をリアルに表現出来るモデリングソフトとして定評がある。3DCGソフトの基礎から応用まで学ぶことで、デジタル造形の技術を統合的に知ることが出来る。
同時にアナログな技術も重視する。こちらでは人体・立体の構造をより深く理解する。美術学校としての特性を活かし、クロッキーや人体イラストと手を動かしながら造形の基礎を学ぶところからスタートする。クロッキーの授業では短期間で集中して立体を描く練習、人体イラストの授業では2Dイラスト特有の描写や素体の取り方を学ぶ。

さらにふたつの知識統合したフィギュア制作の実技に進む。粘土や道具の種類、三面図の起こし方から取り掛かる。そこから2Dから3Dまで多様な画像処理を可能にするソフトウェアの基礎的なメソッド、統合的な応用方法に進む。デジタル造形を基礎から学び、最終的に3Dプリンターでオリジナルフィギュアを出力するところまでマスターする。
東洋美術学校では、デジタル原型師を志す者や、2Dイラストレーターとして3DCGソフトを学び制作の幅を広げたい者を対象としている。デジタルとアナログを融合させる、ある意味では日本的な取り組みだ。その技術が今後どう広がり、どう教育されるのかも注目だ。
[真狩祐志]

東洋美術学校
http://www.to-bi.ac.jp/

デジタル原型師育成は、3Dプリンター活用 東洋美術学校が新コース設置

《animeanime》

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