アップル、デジタル教科書「iBooksテキストブック」を日本など51か国へ拡大

 アップルは1月21日、「iBooksテキストブック」と「iTunes U Course Manager」をアジア、ラテンアメリカ、ヨーロッパといった新市場をはじめとした世界中のさまざまな国と地域に向けて拡大することを発表した。

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 アップルは1月21日、「iBooksテキストブック」と「iTunes U Course Manager」をアジア、ラテンアメリカ、ヨーロッパといった新市場をはじめとした世界中のさまざまな国と地域に向けて拡大することを発表した。「iBooksテキストブック」は51か国、「iTunes U Course Manager」は70か国で提供する。

 「iBooksテキストブック」は、iPad向けの電子書籍リーダー。映像やアニメーション、回転する3D図形などを表示でき、デジタル教科書として利用できる。Cambridge University Press、Oxford University Press、Hodder Educationなどの出版社や教育関連企業によって約25,000本の教育タイトルを提供している。デジタル教科書とコンテンツは、新たに日本、ブラジル、イタリアを含む51か国で提供される。

 スペインの独立系教育コンテンツ開発会社「Imaxina Novas Tecnoloxias」でマーケティングディレクターを務めるMiguel Dominguez氏は、「iBooksテキストブックのような教育リソースは学生一人一人が持つ多様な才能を活かすことができるので、学習における記念碑的な転換点を体現してくれるものと信じている」と述べている。

 「iTunes U Course Manager」は、教育コンテンツ無料配信サービス「iTunes U」のコースを作成・配布するためのツール。日本では、東京大学、京都大学、北海道大学、早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、立教大学、中央大学などがiTunes Uを利用してコンテンツを配信している。このたび新たに、ロシア、タイ、マレーシアを含む70か国で提供される。
《工藤めぐみ》

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