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子どもの創造力や表現力を刺激「ワークショップコレクション10」8/29-30

教育・受験 その他

CANVASの石戸奈々子理事長
  • CANVASの石戸奈々子理事長
  • WSCの準備をするCANVASスタッフ
  • CANVASオフィスにて
  • 石戸奈々子さん
 子どものためのワークショップ博覧会「ワークショップコレクション」が、10周年を迎える。今回は、4回続いた慶應義塾大学の日吉キャンパスから、青山学院大学の青山キャンパスに会場を移し、8月29日(金)、30日(土)の2日間開催される。

 「ワークショップコレクション10」の見どころについて、主催者であるCANVASの石戸奈々子理事長に話を聞いた。

 ワークショップコレクションは、「子どもたちの創造力や表現力を刺激するクリエイティブ・ワークショップの全国普及と発展を目的としたプロジェクト」で、産学官のさまざまなプレイヤーにより、子ども向け体験、ものづくりセミナー、講演会とさまざまなイベントが開催される。

 石戸氏は「2004年の第1回の参加者は500人ほどでした」(2009年は開催せず)と語るが、年を追うごとに保護者や子どもたちのコミュニティ、口コミなどを通じて認知が広がり、前回の第9回には2日間の参加者が10万人を超えるほどに成長した。ワークショップも100を越え、大企業のセミナーから地域サークルの活動まで幅広い。石戸氏は「保護者の意識の高まりを感じています」という。

 今年は会場を青学に移すが、大学のキャンパスにとどまらず、こどもの城や地下道など周辺エリアでも開催するのだという。

 CANVASでは、子どものためのプログラミング学習を普及させるためのプロジェクトとしてPEG(Programming Education Gathering)を展開しており、ワークショップコレクションでも、PEGのさまざまな取組みが体験できる。また、プログラミング学習の意義や魅力を紹介する保護者向けセミナーや、小型コンピューター(ラズベリーパイ)を使った子ども向けゲーム機制作ワークショップも企画されている(要予約)。

 もっと気軽にデジタルガジェットに親しめる催しもある。littleBits(磁石で電子回路をつなぐ電子ブロック)による電子工作、iPhoneを載せるとクローラー型ロボット(戦車のようなキャタピラで動くロボット)になるRomo、紙の上に電子回路(配線パターン)を描けるAgIC、空間に線が書ける3Dペン、ソーシャルロボットMugbotなど体験コーナーも盛りだくさんだ。

 ロボット関連でいえば、ソフトバンクのCMで話題の感情認識パーソナルロボット「Pepper」が8台やってくるというイベントもあるそうだ。

 2日目の30日には「ノージーのひらめき工房」のスペシャルショー(予約制)も開催される。「ノージー」はNHK Eテレの番組のひとつで、のっぽさん・ゴン太の「できるかな」、わくわくさん・ゴロリの「つくってあそぼ」の流れを組む人気番組だ。石戸氏によれば、同番組のスタッフが「CANVASみたいな番組にしたい」と語ってくれたこともあり、ワークショップコレクションへの参加が実現した。

 第3回となる「国際デジタルえほんフェア」も、ワークショップコレクションに欠かせないイベントのひとつとなった。今回は15か国、およそ100作品が集まり、初日の29日には「第3回 デジタルえほんアワード」の表彰式も行われる。絵本のコンクールとしては、イタリアのボローニャで開催されるボローニャ国際絵本原画展が有名だが、応募作品数は「デジタルえほんアワード」のほうが多いのだという。

 石戸氏はMITメディアラボ時代から「Imagine and Realize(想像と創造)」を座右の銘としているという。想像したり何かを考えることと、それを造り出すこと、実現することが重要だという考え方だ。ワークショップコレクションは、まさにこの考えを子どもたちに伝えたいとして企画された。「8月29日、30日の2日間が、そのきっかけになることを願っている」と石戸氏は最後に語ってくれた。

◆ワークショップコレクション10
 日時:2014年8月29日(金)11~17時/8月30日(土)10~17時
 場所:青山学院大学 青山キャンパス 1号館・17号館
 参加:一部のスペシャルワークショップを除き、参加受付はイベント当日に行う
 主催:CANVAS
《中尾真二》

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