総合型地域スポーツクラブ全国育成率は80.1%…文科省調査

 文部科学省は10月6日、平成26年度「総合型地域スポーツクラブ」育成状況調査について公表した。地域住民が自主的に運営する自立した組織の総合型クラブは毎年増えており、7月1日現在で全国のクラブ数は3,512となり、育成率は80.1%となった。

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都道府県別の総合型地域スポーツクラブの育成状況
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 文部科学省は10月6日、平成26年度「総合型地域スポーツクラブ」育成状況調査について公表した。地域住民が自主的に運営する自立した組織の総合型クラブは毎年増えており、7月1日現在で全国のクラブ数は3,512となり、育成率は80.1%となった。

 調査は、全国に創設された総合型地域スポーツクラブおよび創設準備中のクラブの状況を把握し、総合型クラブの育成推進のための基礎資料とするために行われた。対象は総合型クラブを育成している市区町村や創設準備中のクラブ。調査実施期間は7月15日~8月15日。

 文部科学省は平成7年度から15年度まで、地域のコミュニケーションの役割を担うスポーツクラブ作りに向けた先導的なモデル事業として地域住民の自主的な運営を目指す「総合型地域スポーツクラブ育成モデル事業」を実施。「子どもから高齢者まで」「さまざまなスポーツを愛好する人々が」「初心者からトップレベルまで」と、それぞれの志向やレベルに合わせて参加できる特徴を持つ。運営は地域住民により自主的・主体的に運営されるスポーツクラブとなっている。

 平成26年度7月1日現在の全国の総合型クラブ育成率は80.1%で、前年度を1.1ポイント上回った。10年前の平成16年度からは57.6ポイント増加している。クラブ数も2,395クラブ増えて3,512クラブになった。

 市部別の育成率でみると92.2%、町村部別では69.4%となった。都道府県別では、秋田県の25市区町村では創設済みまたは創設準備中の市区町村数は25で、クラブ育成率は100%。ほかに、富山県、兵庫県、山口県、長崎県、大分県、鹿児島県が100%の育成率になっている。

 一方、育成率が低かったのは千葉県で59.3%、大阪府は60.5%、北海道は62.0%だった。千葉県の市部育成率は75.7%だったが、町村部育成率が23.5%だった。
《田中志実》

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