住宅購入時、息子への平均贈与額は娘より118万円多い616万円

 子どもが住宅を購入した際に購入資金を贈与した親の平均贈与額は564万円で、贈与額は女性よりも男性の子どもの方が多く、親子同じ居住地の方が多い傾向にあることが、アットホームの実態調査結果より明らかになった。

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子どもが住宅を購入した際の平均贈与額
  • 子どもが住宅を購入した際の平均贈与額
  • 親子の居住地別の贈与額
  • 現在の貯金額や月収、生活費
  • 贈与した理由
  • 贈与しない理由
 子どもが住宅を購入した際に購入資金を、親が贈与した平均贈与額は564万円で、贈与額は女性よりも男性の子どもの方が多く、親子同じ居住地の方が多い傾向にあることが、アットホームの実態調査結果より明らかになった。

 住宅購入時の「親の資金贈与」実態調査は、子どもが住宅を購入した際に購入資金を贈与した親300名と、贈与していない親300名の計600名を対象にインターネットリサーチを実施。調査期間は10月31日~11月4日。

 子どもが住宅を購入した際に購入資金を贈与した親300名の平均贈与額は564万円。子どもが男性の場合は616万円、女性の場合は498万円で、男性の方が118万円多かった。

 親と子の住居地が同じ都道府県かどうかで比べたところ、同じ居住地の場合は642万円、居住地が違う場合は439万円で、同じ居住地の方が203万円多かった。贈与額は女性よりも男性の子どもの方が多く、親子同じ居住地の方が多い傾向がみられた。

 贈与した親300名と贈与していない親300名に、現在の貯金額や月収、生活費を聞いたところ、月収や生活費の差は約2万円程度だった。しかし、貯金額は、贈与した親2,339万円、贈与していない親1,128万円と、1,211万円の差があった。

 贈与した親に贈与した理由を聞いたところ、1位「子どもにより良い生活を送ってほしいから」41.7%、2位「住宅購入時は贈与税の非課税制度があるから」34.0%、3位「子どもに楽をさせたいから」「親の義務だと思っているから」29.3%。

 一方、贈与していない親の贈与しない理由は、1位「自分は自分、子どもは子ども。お互いに自立していたいから」43.0%、2位「自分の資金に余裕がなかったから」39.0%、3位「子どもがお金を必要としていなかったから」32.0%となった。
《工藤めぐみ》

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