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子どもとスマートフォン、安全な環境で使って学ぶメリット

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  • 小学生の携帯電話利用率、ICT総研調査
  • 小学生からスマートフォンを持たせる理由、ICT総研調査
  • 小学生の携帯電話利用者数、ICT総研調査
  • 教育ICTコンサルタント、小池幸司氏
 小中学生のスマートフォン利用が増加する中、子どもが安全に利用するための環境作りが注目されている。タブレット端末などのICT機器を学習ツールとして導入する学校も増えており、子どもたちの安全な利用環境とリテラシーが求められている。

◆小学生のスマホユーザー、2018年度末には144万人まで増加

 ICT総研が2015年1月、小学生の子どもを持つ親4,000名を対象に実施した調査によると、小学生の携帯電話利用者は3人に1人(32.8%)。学年別に見ると小学1年生から使い始めた子どもがもっとも多い25.9%、小学3年までに利用開始したとの回答が合計65.1%となった。

 同社の分析によると、現在小学生のフィーチャーフォン(ガラケー)利用者が27.2%、スマートフォン利用者が5.6%となっているが、2018年度末にはスマートフォンの利用者数比率が全児童数の22.5%にまで拡大するという。小学生のスマートフォン利用者数は144万人にまで増加し、安全に利用できる環境作りが求められている。

 同調査によると、小学生からスマートフォンを持たせる理由は、防犯理由がもっとも多く、「いざという時に連絡が取れるから」「GPS機能が防犯に役立つから」という回答が多かった。

 回答者のうち、スマートフォンを持たせる理由に「学習教材など、教育に活用できるから」と教育理由を挙げた親は5.9%、中学受験を予定してる子どもの親に限定すると12.9%に上る。「IT機器に慣れさせることができるから」を持たせる理由に挙げた親は9.0%、中学受験を予定してる子どもの親に限定すると12.9%となった。中学受験を予定する子どもを持つ親のほうが、教育を理由に子どもにスマートフォンを持たせる傾向があるようだ。

◆学校でのデジタル機器利用、2020年には1人1台環境に

 ICT機器の導入は教育現場でも広がっている。文部科学省は、2020年までに小学校の児童1人に1台の情報端末環境を整備する目標を掲げており、学習効果の向上だけでなく、子どもたち同士の協働的な学びを推進するための政策として注目されている。

 すでに東京都荒川区や佐賀県武雄市など、一部の地域では1人1台のタブレット端末環境が導入されており、日々の学習に利用している。現状は、私学を中心に導入例が増加しており、公立学校が後を追う形、国が設けた2020年の完全整備を目標に、今後も導入が増加していく見込みだ。

 学校での学習にデジタル機器が活用される環境が増える中、小学生の生活環境でもスマートフォンの需要が高まっていく。学習、生活両面で小学生がデジタル機器に触れる機会が増えるため、安心・安全面の充実化だけでなく、子どもたちがスマートフォンやタブレット端末を利用する上でのリテラシー向上も求められている。

◆デジタル機器を使った学習の特徴と必要性

 教育ICTコンサルタントとして、ICTを活用した教育を推進する小池幸司氏は、教育現場におけるIT機器の導入は、社会でデジタル機器が当たり前に使われている中必要不可欠だと話す。

 教育現場におけるICT機器の導入が、子どもたちの成績を伸ばすという単純なことではなく、社会に求められる思考力、それを支える基礎力と実践力を育成する上で、タブレットなどのICT機器を活用した教育の必要性は高いと小池氏は語る。これまでの知識吸収型の教育から、児童生徒自身が自ら問題を発見し、解決をしていく力を育成する必要がある現代において、情報収集などを容易にするタブレット端末などは効果的だという。
《湯浅大資》

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