2016年卒就活生、8割以上が「インターンシップに応募」

 ディスコは2月19日、来春卒業予定の大学3年生を対象に実施した、2月時点の就職意識に関する調査結果を発表した。これによると、志望業界が明確に決まっている学生が前月より増加し、8割以上の学生がインターンシップへ応募したことが明らかになった。

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志望業界の決定状況
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 ディスコは2月19日、来春卒業予定の大学3年生を対象に実施した、2月時点の就職意識に関する調査結果を発表した。これによると、志望業界が明確に決まっている学生が前月より増加し、8割以上の学生がインターンシップへ応募したことが明らかになった。

 同調査は、2016年3月卒業予定の全国の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)1,504人を対象として、インターネットにより実施したもの。調査期間は2015年2月1日~5日。

 志望業界の決定状況は、「なんとなく決まっている」が56.9%でもっとも多いものの、「明確に決まっている」が26.9%で1月調査より2.7ポイント増加。就活が少しずつ前に進んでいる様子がうかがえる。志望業界は1月調査と変わらず、もっとも多いのが「銀行」、ついで「水産・食品」「医薬品・医療関連・化粧品」と続いた。

 インターンシップへの応募状況は、「応募した」が83.8%、「参加した」が73.7%と、インターンシップへの高い関心がうかがえる。応募状況についても、「1~4日間・5日間以上の両方応募」が55.9%を占め、11月調査より6.1ポイント増加。参加時期については、「1~4日間」が「12月」「1月」、「5日間以上」が「8月」「9月」の順に多い。応募していない学生の理由としては、「学業を優先しているため時間がない」が文系で50.0%、理系では75.9%を占めた。

 Uターン就職の希望状況は、「出身地・地元で就職したい」が29.1%、「出身地・地元には就職したくない」が40.1%で、ピークの2012年卒者と比べると希望者は減少傾向にある。Uターン就職したい理由としては、「出身地・地元が好き」が62.6%でもっとも多かった。また、2015年卒者に比べて「親の近くで暮らしたい」「出身地・地元に友人・知人が多い」などの項目が増加し、地元の人間関係を重視する傾向が見られる。

 現時点での内定状況は、「内定を得ている」が2.2%で1月調査より0.5ポイント増加し、文理・男女別でみると理系男子が2.8%ともっとも多い。現時点での選考中の企業について、「選考中の企業がある」は18%で1月調査より4.8ポイント増加し、文理・男女別でみると理系女子が22.5%ともっとも多い。
《荻田和子》

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